■秘策は本名のレベッカ・レイボーンに改名!?

 いまだ四面楚歌状態が続くベッキー。今後、彼女に浮上するチャンスはあるのか?

「彼女に対する風当たりがここまで強い理由に、ベッキーの『テレビに対する未練』が見え隠れするという点も大きいのではないか。3年前に多大な迷惑をかけてしまった以上、CM業界からはほぼ出禁状態で、テレビに出ても揚げ足を取られたり苦情電話が殺到したりするという現実を踏まえると、もうテレビに居場所はないのかもしれません。となると、ネット界で輝きを取り戻すか、小説やエッセイなど執筆業にシフトすべきではないでしょうか。とにかく、今までのベッキーを捨て去る必要があると思います」(前出の編集者)

 TVウオッチャーの中村裕一氏は、ベッキーの今後についてこう提案する。

「いつも明るく元気で爽やかなイメージで、視聴者からの高い好感度をタレントパワーに変えて活躍してきたわけですから、『不倫』という行為に対する激しい反発がいまだにあるのは仕方ありません。ただ、ここまでバッシングが継続するのはやや異常とも言えるでしょう。今はネット社会が肥大してしまい、常にバッシングのターゲットを探している状態。その点において彼女は不運だったと思います。しかし、裏を返せばそれだけ彼女に好意を寄せ、応援していた人が多かったという証拠。もう一度、たくさんの人たちからの支持を得られるかは彼女次第ですが、思い切って芸名である『ベッキー』を捨て、本名の『レベッカ・レイボーン』として活動するのも一つの打開策でしょう。場の空気を読み、人の機微をうかがい、ピンポイントで効果的なコメントをズバッと言い放つ、良い意味での“いやらしさ”が彼女の持ち味のひとつでした。テレビという過酷な世界でたくましく生きる彼女の姿を再び見たいと思っている人は多いかもしれません」

 彼女が本当の意味で笑顔を取り戻せるのは、いつの日か。揚げ足など取らず見守っていきたい。(ライター・藤原三星)

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藤原三星

藤原三星

ドラマ評論家・芸能ウェブライター。エンタメ業界に潜伏し、独自の人脈で半歩踏み込んだ芸能記事を書き続ける。『NEWSポストセブン』『Business Journal』などでも執筆中。

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