僕は、マーケターにとって大事なことは「場数」だと思っています。同じモノ・サービスだけを扱っていると、そのやり方が全部に通用すると誤解しがちですが、業界や状況が違えば、当然違う商いのやり方、売り方が必要なわけです。

 僕の場合、消費財からスタートして、コンサルタント、化粧品、業務用商品、アパレル、外食を経験して、この10月からアプリゲーム(ポケモンGO、等)の業界にいます。さまざまな商品のマーケティングの現場を通じて、そのことを身をもって学びました。

 結局、自分たちの会社がやっているビジネスと、お客様のことを考えながら、「いったい何が効くんだろう?」と、その会社なりの模索を日々続けるしかないということなのでしょうね。コトラー流もシャープ流も、決してこの通りやったら絶対に成功するという教科書ではないのですから。