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ご当地アイドルグループ「愛の葉(えのは) Girls」のメンバーだった大本萌景さん(当時16歳)が自ら命を絶った件で、両親が所属事務所の社長らに損害賠償を求める訴訟を起こして1カ月が経とうとしている。お笑い芸人のカンニング竹山さんは、アイドルを夢見る子たちが追い詰められてしまうケースが多発していることに「そろそろ流れが変わる」と断言する。
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今回の件で実際に何が起きていたのかはわかりませんが、救ってあげられなかったかなと思ってしまうんですよね。自殺した人の話を聞くといつもそう思うんですが、特に同じ業界の子だし、もしもどこかの番組で出会ってたら、僕が何か話せたかな……とか。グループを抜けて良くなる可能性もあるし、どう転ぶかわからない業界だからって。本当はできることなんて無かったかもしれないけど、いろいろ考えてしまいますね。
地方アイドルや地下アイドルに関するトラブルは昔からたくさん起きていて、そろそろ流れが変わると思うんですよね。芸能界でメジャーになりたいという夢と憧れを持っている子たちを活動の中で追い詰めたり、搾取する仕組みが一部にあることは社会にバレてきてる。アイドル自体も下降線だし、これからも同じよう続けていくのは難しいのかなと思いますね。
この前、AbemaTVの番組でアイドルに詳しい吉田豪さんと話して、確かにと納得したのは、アイドルで金儲けをしようとする人たちにとっては「人数が多い方がいい」ってこと。1人のすごく可愛い子に惚れ込んで、この子を売ろうと思ってやるよりも、外見とか歌やダンスが中途半端でも6人とか人数を揃えたほうが儲かるんですよね。チェキ会だって6人でやれば6倍撮れるし、握手会だって6倍の人数をさばける。搾取しようとすれば、そう考えるのが普通なわけです。
豪さんもアイドルの子からたくさん相談を受けるらしいんだけど、話を聞くと、ろくな事務所じゃないケースもあるらしい。