■ファンの顔を覚える「握手会の女王」という一面も

 「鼻うがい」ではその後、母から「鼻洗浄やばいね」と切実なLINEが届いたとツイッターで明かしていたが、その羞恥心をかなぐり捨てる姿勢は評価されるべきだろう。最近では、あの有名バラドルも「仕事が奪われる」と須田に対して危機感を抱いているという。

「鈴木奈々(30)が須田の存在を脅威に感じているみたいです。リアクションの面白さで注目を浴びることが多い鈴木ですが、バラエティー番組で須田のことを、『凄いやべぇ奴が来たなって思いました。本当にちょっと焦りました』と告白。一方、須田は自身のやりたい仕事についてWEBマガジンで話していたのですが、体当たりでいろんな仕事に挑戦したいそうで、過酷なものでも全然、大丈夫だとか。今は身体を張ることがただの汚れ仕事ではなく、逆に好感度へと繋がりやすい風潮があると思いますし、鈴木が脅威に感じるほどバラドルの枠を超えた仕事をこなすので、グループを卒業しても生き残れる可能性は高いと思いますよ」(同)

 一方、芸能リポーターの川内天子氏は須田の努力家としての一面を評価する。

「須田は握手会での神対応が有名です。両手で力強く握手し、2回目に来たファンの顔も覚えているそうで、“握手会の女王”とも呼ばれています。今回の総選挙の結果に『なぜ?』という声があがりましたが、ファンを大切にする地道な努力があるんです。彼女こそ、まさに『応援したくなるアイドル』のお手本のような存在。自らブスと公言していますが、ネガティブな面も受け入れて覚悟を決めている強さがありますよね。芸能界で生きていくには実はこうした努力や考え方はとても重要です。グループを卒業しても、テレビ局からは重宝されるでしょう。将来も安泰だと思います」

 バラエティー番組で爪痕を残すことがアイドルにとっても重要な今、パンストをかぶったり鼻毛を見せる貪欲な姿勢で勝負する須田。もしかしたら、来年の総選挙では1位になることもありうるかもしれない。(ライター・丸山ひろし)

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丸山ひろし

丸山ひろし

埼玉県生まれ。大学卒業後、出版社に勤務し雑誌編集業務に従事。その後ライターに転身し、現在はウェブニュースや、エンタメ関連の記事を中心に執筆している。

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