DeNA山崎康晃、「ヤスアキジャンプ」「ファンへの神対応」の原点【石塚隆】 (1/2) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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DeNA山崎康晃、「ヤスアキジャンプ」「ファンへの神対応」の原点【石塚隆】

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ハマの守護神・山崎康晃 (c)朝日新聞社

ハマの守護神・山崎康晃 (c)朝日新聞社

 横浜スタジアムのグラウンドから見える一番好きな風景は何ですか?

 ハマの守護神・山崎康晃にそう尋ねると、間髪入れず次のように即答した。

「やっぱり9回表、リリーフカーに乗ってマウンドに向かうとき、お客さんが“ヤスアキジャンプ”をしてくれている光景を見るのがすごく好きなんですよね」

 笑みをたたえ、山崎はつづける。

「自分の気持ちもすごく高まるし、『やってやるぞ』って思いになるんです。ファンの皆さんに背中を押してもらえるんですよ」

 DeNAがリードで迎えた最終回、スタジアムに山崎の登場テーマ曲、Zombie Nationの『Kernkraft400』が大音量で流れると、ファンは「ウォウォウォウォウォ」とリズミカルに口ずさむ。そして一斉にジャンプをすると「ヤッ!  スッ! アッ! キッ!」と声を張り上げ、その一体感の中、場内は興奮のるつぼと化す。

 相手チームのファンからすれば敗戦を喚起する好ましくない状況かもしれないが、4年目の山崎がルーキー時代から行われている“ヤスアキジャンプ”は、もはやプロ野球ファンなら誰もが知るお馴染みの光景となった。

 もともと、この登場曲は、山崎が大学時代に日本代表として参加したオランダの国際試合で流れていたもので、本人はプロになったらぜひ使ってみたいと考えていた。また、山崎が好きなNBAやカレッジバスケットボールの会場でも頻繁に流れており、その盛り上がりにたけた臨場感はたまらないものがあった。そしてプロの世界に入ってから出会ったアナウンサーの節丸裕一氏やスタジアムDJの南隼人氏の協力もあり、登場時の演出になったのだという。

 大歓声に迎えられてグラウンドに向かう瞬間、山崎はプロ野球選手になった喜びと責任を実感する。スタジアムやテレビの前には、自分を見つめる“かつての自分”がいる――。

 実力もさることながら、山崎のプロとしての最大の特徴は、ファンに対する多大な心遣いにある。時に“神対応”とも言われる山崎のファンに対する接し方は、とくに子どもたちに対して手厚い。

 ファンサービスについて尋ねると、山崎は自分の原点がそこにはあると語ってくれた。



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