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東京六大学はプロを目指す「最適な環境」ではない【西尾典文】

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東京六大学野球春季リーグ優勝の慶大 (c)朝日新聞社

東京六大学野球春季リーグ優勝の慶大 (c)朝日新聞社

 6月11日に開幕する全日本大学野球選手権(以下大学選手権)。秋に行われる明治神宮大会と並び、大学日本一を決める大会として知られている。大学野球の名門と言えば、神宮球場を会場にリーグ戦を行っている東京六大学(早稲田大、慶応大、明治大、法政大、立教大、東京大)を真っ先に思い浮かべる人が多いだろう。逆に言えば、それ以外のリーグはどのような構成になっているか知らない人が大多数である。しかし、果たして東京六大学は現在も大学野球の中心なのだろうか。近年の全国大会の成績、プロ入りした選手の活躍などから検証してみた。

 まず過去10年の大学選手権、明治神宮大会の優勝回数を連盟別に並べてみると下記のようになった。

■連盟別の過去10年間の全国大会優勝回数
東都大学:8回
東京六大学:7回
首都大学:2回
関甲新学生:1回
神奈川大学:1回
東海地区大学:1回

 東京六大学は同じ神宮球場でリーグ戦を行い、東洋大、亜細亜大などが加盟する東都大学に次いで7回の2位。この2連盟で全20回中15回を占めており、やはりまだまだ力のある連盟ということは間違いない。過去10年の全国大会勝利数で見ると、1位が東京六大学の44勝、2位が東都大学の39勝。しかし、大学別に勝利数を見てみると少し違う傾向が見えてきた。大学別の勝利数上位10校は下記の通りである。

■大学別の過去10年間の全国大会勝利数
上武大(関甲新学生):20勝
東洋大(東都大学):17勝
東海大(首都大学):15勝
明治大(東京六大学):15勝
早稲田大(東京六大学):14勝
亜細亜大(東都大学):14勝
東北福祉大(仙台六大学):13勝
創価大(東京新大学):13勝
富士大(北東北大学):11勝
桐蔭横浜大(神奈川大学):10勝
愛知学院大(愛知大学野球):10勝
九州産業大(福岡六大学):10勝

 東京六大学の代表校を抑えてトップに立っているのは上武大。優勝は2013年の大学選手権の1回だけであるが、2015年春以降は5季連続で全国大会のベスト4に進出しており、その安定感は全国でも際立っている。しかし、そんな上武大もリーグ戦を楽に勝ち上がっているわけではなく、今年の春は2位に終わり優勝を逃している。



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