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NYやローマなど海外観光地で「たばこくれ」に応じると危険! 丸山ゴンザレスが教える神対応

連載「超危険地帯英会話」

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海外の観光地で「たばこくれ」に応じたら危険!?(イラスト/majocco)

海外の観光地で「たばこくれ」に応じたら危険!?(イラスト/majocco)

海外の観光地で「たばこくれ」に応じたら危険!?(イラスト/majocco)

海外の観光地で「たばこくれ」に応じたら危険!?(イラスト/majocco)

 さて、ではどうやってこのタカり相手に対処すればいいのか。

「NO!! Don’t touch me!」(やだよ! 触んなよ!)

 以前、そんなふうに対処して、無駄に大きなトラブルに発展した経験があり、上手な断り方というのをなんとなく模索していた3年ぐらい前、NYの友達と一緒にグリニッジ・ストリートあたりでコーラを飲んでいた。彼はひと仕事を終えて、一服するのに付き合っていた。そこに目つきの怪しい男が近寄ってきて、

「Give me a cigarette.」(たばこくれ)

 ヤク中がたばこをタカってきたのだが、友達は慌てたそぶりを見せることもなく、

「Sorry, last one.」(最後の1本だから)

これだけで納得させて追い返してしまったのだ。「今は吸っているけど、これ以上はないよ」と伝えるだけでいいのだ。ものすごく簡単な対処ではあったが、男は何も言わずに去っていった。これ以上ないほどスマートな言い回しが羨ましくなって、「それ、使っていい?」と思わず言ってしまった。友達は、いったいなんのことかわからずに「おお……」と面食らっていた。

 たかがたばこと思うことなかれである。ドラッグにはゲートウェードラッグと呼ばれる存在がある。初心者用の入り口となってより泥沼へと誘う存在のドラッグ、現在では主にマリファナや危険ドラッグといったものを指して使われることが多い。この絡まれ方も、犯罪のゲートウェーになりかねない危険な可能性を秘めていると思っていただければと思うのだ。警戒心を抱くだけなら、別に損することはなにもないのだから。

 ちなみに、私はこの方法を当たり前のように実践しているため、しばらくしてから2本目のたばこを吸っているところを目撃されてしまうことがる。そんなときはどうしているのか? 知ったことではないというふうに完全無視である。タカってくるような奴にいちいち気を使う必要なんてないのだ。

「知るか、ボケ!」、このぐらいのマインドでいくことも時には必要である。

(文/ジャーナリスト・丸山ゴンザレス、イラスト/majocco)


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丸山ゴンザレス

丸山ゴンザレス/1977年、宮城県出身。考古学者崩れのジャーナリスト。國學院大學大学院修了。出版社勤務を経て独立し、現在は世界各地で危険地帯や裏社会の取材を続ける。國學院大學学術資料センター共同研究員。著書に『世界の危険思想 悪いやつらの頭の中』(光文社新書)など。

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