フワフワ「ねこバス」体験など 新装ジブリ美術館はここが変わった! (2/2) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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フワフワ「ねこバス」体験など 新装ジブリ美術館はここが変わった!

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塗り替わった外壁 ©Museo d’Arte Ghibli

塗り替わった外壁 ©Museo d’Arte Ghibli



 がれき風の石畳が、屋上庭園の全面に敷かれた。通路がぐっと広くなり、抜群に歩きやすい。写真撮影のできるロボット兵付近(同館は基本的に撮影禁止)は、いつも人だかりができているので、その混雑も緩和されるだろう。

 さらに、左手奥へ続く小道の先にある「要石」のオブジェ周辺も様変わり。がれき風の煉瓦で、小さな池が作られた。要石のあたりはこれまで手狭で、ここへたどりついても長く滞在するようなポイントではなかったが、これからはラピュタ気分に浸ってつい長居してしまいそうである。

●ねこバス、座った感触が「本物」

 ジブリ美術館の企画展示は毎年新しくなる。今回はリニューアル開館に合わせて、新しいものが企画展示が始まっている。新タイトルは「猫バスにのってジブリの森へ」だ。

 15年間で公開した企画展示、14本をダイジェストにしてふりかえる試み。「千と千尋の神隠し展」(01年)「アルプスの少女ハイジ展」(05年)などから、それぞれの象徴部分を取り出して構成している。

 なかでも圧巻なのが「ねこバスから見た風景展」(11年)の、大人も乗ることができるねこバスだ。同企画展の会場入り口が、すでにその「体内」になっている。歩を進めるとそのまま取り込まれる毛むくじゃらの空間に、筆者も興奮してしまった。

 「となりのトトロ」でサツキやメイが腰掛けていたのと同じ、バスの椅子に腰を下ろす。すると……むにゅうん! 子どもの頃、アニメを見て想像していた座り心地、そのままである。

 2011~2012年にかけて催された過去展示では、今回よりもだいぶ椅子が固かったそうだ。今回の企画展示ではねこバスを作り直し、ムートンと5層構造の床で感触を忠実に再現した。これはもはや、「本物」かもしれない。

 ちなみにねこバスを降りると、大人の背よりも高い「ハウルの動く城」に出くわす。これも宮崎駿監督の意向で設置が決まり、新たに制作された。ねこバスに感動した後、自然と他の作品の世界へこぎ出せるきっかけになっている。

 三鷹の森ジブリ美術館は2016年7月16日よりリニューアルオープン。入場は日時指定の予約制で、チケットは毎月10日から翌1カ月分を全国のローソンで販売する。 

寺島知春(フリーライター/こどもアプリ研究家)


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