昔は剃ってくれたのに…理容師が“耳毛”を処理できない「高い壁」 (1/3) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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昔は剃ってくれたのに…理容師が“耳毛”を処理できない「高い壁」

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耳毛は剃ってもらえない?!(※イメージ)

耳毛は剃ってもらえない?!(※イメージ)

 ある朝、髭を剃ろうと鏡を見ると耳からところどころ太い毛が生えている。耳の穴からも毛が伸びている――。

 早い人だと30代、40代から50代の男性なら、“耳毛”に悩む人は決してすくなくはないだろう。耳の穴からも耳毛が伸びてくる。かつては理容院に行けば理容師さんがこの耳毛を剃ってくれたというが、どうやら今は様子が違うようだ。大阪府内で理容室を営む50代男性が語る。

「耳毛剃りは、穴刀(あなとう)という、耳毛剃り専門のカミソリを使うんですわ。これでお客様の耳孔、つまり耳の穴やね。そこを傷をつけてしもうたり、酷い場合には鼓膜を破ったりした事故もあったさかい、今ではほとんど行われることはありませんねん。大阪と京都の2府では条例で禁止されてますわ。せやさかい、“鼻毛切り”はOKやけど、“鼻毛剃り”はアウトちゅうわけですわ」

 もっとも他県の理容業界でもこの流れを受けて理容業界側が自発的に耳毛剃りを自粛している。そのため若い理容師の間では、穴刀を用いた耳毛剃りの技術を持つ者は少ない。

 お客の耳毛剃りを行った経験があり、みずからも客として耳毛を剃ってもらった経験がある兵庫県内の60代理容師は、その技術の高さと気持ちよさを次のように明かす。

「ショリショリ、ショリショリ……とね、耳掃除とはまた違う気持ちよさ。一度体験したらもう病みつきになるで! 剃り終えた後、そらもう音がクリアに聞こえるわ。ただそれは理容師を信頼してこその話。下手な理容師やとそらごっつう怖いがな……」

 条例で耳毛剃りが禁止されていない東京都では、何店舗か耳毛剃りのサービスを前面に出している理容室も存在する。


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