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「ここが駄目」という言葉を待っている? 少子化時代の指導法のコツ

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 今年の7月、日本高校野球連盟は全国の硬式野球部員が2年ぶりに減少したと発表した。加盟校は昨年より23校減の4048校で、こちらは8年連続で減少している。

 少子化や娯楽の多様化の影響は、競技人口の数だけでなく、選手への指導方法にも変化をもたらしている。

「人が少ない中で育っているために、怒られることに慣れていない。怒られるとシュンとしてしまい、自信を失うだけでなく、怒った相手を恨むという事態になる」とスポーツライターの永谷脩氏は書籍『プロ野球、心をつかむ!監督術』 で指摘する。

 では、今の時代の指導者はどのように対応をしたら良いのだろうか。

「今の若い人は自分で納得しなければ、行動を起こさない。納得させるための理論武装と言葉が必要になってくる」と語るのは、日本ハム監督の栗山英樹氏。

 高校野球のドキュメンタリー番組『熱闘甲子園』でスポーツキャスターとして多くの若い選手へのインタビューを経験した栗山氏は、今どきの若者気質をよく知っている。「2012年の日本ハムのリーグ制覇は、そんな時代の要請に栗山が柔軟に応えられた結果だとは言えないだろうか」と永谷氏は分析する。

 一方で、叩き上げの職人肌の監督も少なくない。永谷氏は、栗山監督のような選手との対話を重視するのがいいのか、寡黙に選手を見守るのがいいのかという二者択一の問題ではないような気がするとした上で、選手は監督の言葉を待っていると明言する。

「単なる励ましやおだての言葉ではない。“あそこがよくて、ここが駄目、そのためには何が必要か”という具体的な言葉が必要になってくることは間違いないだろう」(永谷氏)


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