腹八分目が最適!? 使い物にならない「勉強しすぎたAI」 (2/5) 〈ダイヤモンド・オンライン〉|AERA dot. (アエラドット)
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腹八分目が最適!? 使い物にならない「勉強しすぎたAI」

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大村あつしダイヤモンド・オンライン

「勉強し過ぎたAI」は汎化がきかない?(※写真はイメージ)

「勉強し過ぎたAI」は汎化がきかない?(※写真はイメージ)

 会話であれば、政治、経済、法律などから、映画や音楽など幅広い会話ができれば、これも「汎化がきいているAI」と言えるでしょう。

 ただし、「汎化」という言葉はなじみが薄いので、まずは汎化について理解しておきましょう。

 汎化は、一言で言えば、「ある特定の刺激と結びついた反応が、類似した別の刺激に対しても生じる現象」のことで、これはIT用語ではありません。

 もっとも、この一文で汎化を理解するのは困難ですね。

 そこで、汎化の有名な実験を紹介します。

●行動主義心理学創始者 ジョン・ワトソンの実験

 行動主義心理学の創始者のジョン・ワトソンはこんな実験を行いました。

 彼は、生後11ヵ月の赤ちゃんのそばに白いラットを置いて、興味を示した赤ちゃんがラットに触ったとたん、後ろで大きな音を鳴らすようにしました。

 この大きな音に恐怖を感じた赤ちゃんは泣き出しますが、しばらくすると、白いラットへの興味には勝てずにまた触れてしまいます。

 そして、再び大きな音に驚いて泣き出します。

 そのうち、赤ちゃんは白いラットを見ただけで恐怖心を抱いて泣き出してしまいます。

 そればかりか、白いラットだけではなく白いウサギや白いぬいぐるみにも恐怖を覚え、やがては「白いものすべて」に対して泣くという反応を示すようになります。

 この実験では、ある特定の刺激、すなわち白いラットに触ると大きな音が鳴るという刺激。

 それに対して「驚いて泣く」という反応。それが、「白いものすべて」という類似した刺激に対しても、「驚いて泣く」という同じ反応を示しています。

 これが「汎化」です。

 そして、AIの世界では、前述のとおり、多種多様な分野に応用が利くことを「汎化ができる」と表現します。



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