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Facebookメルトモ、0円。

文・内藤みか

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 最近あちこちで「facebookがこれから来るのではないか」という話を耳にする。ソーシャルネットワークサービスのひとつで、自分の近況やプロフィールを画像つきで書き込むことができるものだ。驚くことにアメリカでは国民の7割もが利用しているという。 私も今、1400人のfacebook友達がいる。twitterの2万人に比べると1割以下なのだけど、だいぶ動きがにぎやかになってきた。

 使い出してわかったのだけど、facebookはtwitterよりも派手なのだ。twitterには絵も動画もなく言葉だけなのに対し、facebookは写真や動画も言葉と同時に画面表示させることができる。非常に視覚に訴えるものが大きいし、カラフルだ。

 この間、私は自分がiPadで描いたへたくそな白鳥の湖の絵をfacebookとtwitterに同時掲載した。すると、twitterのほうではほとんど反応がなかったのに、facebookでは何人もが「いいね!」というボタンをクリックしてくれた。これは私の描いたあまりにヘタクソなオデットとオディールが強制的に視界に飛び込んで来て、ボタンを押さずにいられなかったからなのだろう。ちなみに「いいね!」というボタンは良いから押されるというものでもない。「がんばれ!」とか「ウケた!」というニュアンスも含まれている。

 さてビジュアルに強いfacebookで私はナゼかモテている。外国人男性から「You are so beautiful」などというメールが毎日のように到来するのだ。日本国内ではトウが立ってしまった私も海外なら通用するのかしら☆と浮かれたけれど、そういう男性は他の日本人女性にもせっせと声をかけているらしいし、場合によってはジャパンマネー目当てのこともあるかもしれないので返事はしていない。

 しかしある日、放ってはおけないメールが到来した。イギリス人男性で「私は5歳の娘を育てるシングルファーザーだ。あなたもシングルマザーなのですね。あなたの微笑みは私の世界を変えました」という熱烈なメールだ。思いきって返事を書き自己紹介も兼ねたメール交換がスタートした。国境を越えたシングル同士のほのかな恋愛がスタートかと思われたのだけど......。

 私の興味は2往復しかもたなかった。ごめんなさい。ああどうして私、日本のイケメンじゃないとダメなのだろう。



http://www.facebook.com/micanaitoh


(更新 2010/8/26 )


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プロフィール

内藤みか(ないとう・みか)

 小説家、エッセイスト。山梨県出身。デビュー当時「ケータイ小説の女王」の異名をとリ、現在も電子書籍サイトのダウンロードランキング常連。「年下男恋愛」「イケメン」についてのコンテンツを作り続け、「イケメン評論家」としても活動。近年はイケメン恋愛ゲームのシナリオや、芝居の脚本も手がけるように。『夢をかなえるツイッター』などSNSに関する著作も。近著に『誰も教えてくれない Facebook & Twitter 100のルール』。twitterアカウントは @micanaitoh

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