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ワタシはスピッツの「らら」(写真)。7年前、セラピー犬の3代目になるためにブリーダーさんのところから来ました。
10年前に永眠した初代の「まり」は元捨て犬のスピッツ系雑種でした。しかし賢く優しく「なんちゅ~可愛さ!」と近所でも評判だったので、「もっとたくさんの人にこの優しさを」と飼い主が、病院や介護施設などを訪問するセラピー犬にしたのです。
まりは訓練士さんに「この子にはしつけは不要」と言われるほど、生まれながらのセラピー犬でした。
2代目の「ゆり」(スピッツ)は生後8カ月の時、まりのセラピーについて行き、「わたしもやる」と特養入所者のおばあさまの膝の上にのりニコニコ。
ゆりも生まれながらのセラピー犬だったのです。
そして3代目のワタシは、抱っこしようとした他の犬の飼い主さんを蹴るわ、はたくわの大暴れ。気の弱い犬も蹴る、はたく……。
これはとてもだめだと、飼い主はもう1匹、他のスピッツをもらうよう手配しましたが、支障が生じてもらえなくなりました。
「仕方がない。ららでいくか」。飼い主はワタシにセラピーを見学させることから訓練を始めました。
幸いセラピーグループのリーダーさんの温かくしっかりした指導もあり、ワタシは少しずつ成長して、3年たった今では立派なセラピー犬。あきらめずに訓練してくれた飼い主、リーダーさん、ありがとう!
初代、2代目と続けて優秀な犬に恵まれた飼い主は「うちの犬は飼い主に似ていい犬だ」と思っていたようですが、ワタシに出会って謙虚になりました。
2代目のゆりはもうすぐ11歳、セラピーは少しだけにして、のんびりと余生を過ごしています。4代目募集中!
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