フー・ファイターズ、新ドラマーのジョシュ・フリースを迎えた初ツアー開幕
フー・ファイターズ、新ドラマーのジョシュ・フリースを迎えた初ツアー開幕

 現地時間2023年5月24日にフー・ファイターズが、米ニューハンプシャー州ギルフォード・メドウブルックにあるバンク・オブ・ニューハンプシャー・パビリオンで、新ドラマーのジョシュ・フリースを迎えた初のツアーを開始した。バンドにとって前任の故テイラー・ホーキンスがいないツアーは四半世紀ぶりで、ほろ苦い幕開けとなった。

 昨年3月に南米ツアー中に50歳で亡くなったテイラーの後任はガンズ・アンド・ローゼズ、ア・パーフェクト・サークル、ナイン・インチ・ネイルズなどのバンドと共演してきた、スタジオやツアーのベテラン・ドラマーだ。今月21日に行われた生配信イベント【Foo Fighters: Preparing Music for Concerts】でバンドとライブ・デビューを果たした。

 Blabbermouthによると、21曲からなるニューハンプシャー公演では、6月にリリース予定の11thアルバム『バット・ヒア・ウィ・アー』の収録曲から4曲がライブ初披露された。1曲目に演奏された1stシングル「Rescued」、「Under You」、「Nothing at All」、そしてタイトル・ソングだ。バンドは、メンバーがこのコンサートのステージに登場する瞬間を捉えた2分間の動画をSNSに投稿し、「来てくれて本当にありがとう。あいたかったよ」とメッセージを添えている。

 ライブ中にフロントマンのデイヴ・グロールがジョシュを紹介し、「だから彼を雇ったんだ。みんな、ドラムの後ろにいる男、ジョシュ・フリースを歓迎してくれないか」と観客に語りかけると、赤い文字で“今月の社員”と書いてある黒いTシャツを着たドラマーが立ち上がって敬礼した。デイヴは、「ジョシュがいなかったら、俺たちは今夜ここにいなかっただろうから、みんなジョシュに盛大な拍手を頼むよ」と続けた。

 フーファイの次のライブは5月26日の【ボストン・コーリング・フェスティバル】だ。5月25日には、ニュー・アルバムからの3rdシングルで瞑想的な「Show Me How」の自然をテーマにしたミュージック・ビデオが公開された。