オリヴィア・ロドリゴ、『サワー』未発表曲が新ドキュメンタリーのエンド・クレジットに使われると明かす
オリヴィア・ロドリゴ、『サワー』未発表曲が新ドキュメンタリーのエンド・クレジットに使われると明かす

 オリヴィア・ロドリゴが、現地時間2022年3月7日に公開された米ローリング・ストーンとの最新インタビューで、デビュー・アルバム『サワー』の最終トラックリストには収録されなかった楽曲が新ドキュメンタリー『Driving Home 2 U (a SOUR film)』の最後にフィーチャーされることを明かした。

 3月25日にディズニープラスで独占配信される同作品は、チャートを席巻したオリヴィアがデビュー・アルバムをどのように作ったのか振り返りながら、視聴者を米ソルトレイクシティから米ロサンゼルスへのロード・トリップに誘う。多くのアーティスト同様に、『サワー』の作曲、レコーディング、プロデュースの過程で最終プロジェクトから曲を削除するのは必然的だった。幸運なことに、オリヴィアのファンはそのお蔵入りした1曲が世に出る瞬間を目の当たりにできる。

 iPhoneで録音された未完成でタイトル未定の未発表曲は、本ドキュメンタリーのエンド・クレジットに起用される。オリヴィアは、「(未発表曲の)いくつかを聴いていて、その曲を聴いた時、“おー、いいんじゃない”と思いました」と米ローリング・ストーンに語った。「映画を通じて、みんなに“サワー”に関する新しいコンテンツを少しだけ提供したかったんです」と続けた。

 同作品には、ライブ・パフォーマンス、深堀りインタビュー、プロデューサーのダン・ニグロとのスタジオ・セッションの舞台裏も収録される予定だ。オリヴィアとダンは、『サワー』の作業中にスタジオにGoProカメラを設置し、米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”入りすることとなるヒット曲の制作過程を知らず知らずのうちに記録していたようだ。彼女は、「曲がなんとなく形になって来た頃の映像を見返すと、本当に興味深いです」と述べ、「こういった創作プロセスには魔法があり、それらは私の人生において本当に気に入っている思い出です」と振り返った。

 米ローリング・ストーンが、『Driving Home 2 U』がオリヴィアのファースト・アルバムの“ウイニング・ラン”であり、紫色の彼女の10代の失恋時代を締めくくり、次のアルバムへ繋ぐものだと評した。

 今年の米ビルボードの<ウーマン・オブ・ザ・イヤー>に輝いたオリヴィアは、すでに次のアルバムに取りかかっていることを明かしていた。「次のアルバムのタイトルは決めっていて、曲もいくつかできています」と彼女は述べ、「これから始まる次の世界を考えると、本当にワクワクします。私は、ただ曲を書くのが好きなのです。あまり自分自身にプレッシャーをかけないようにしています。ただいろんなことを試して、今は楽しみたいだけなんです」と説明していた。