<ライブレポート>鈴木愛奈、1stツアーを完遂 紡いできたファンの想いに答える 〈Billboard JAPAN〉|AERA dot. (アエラドット)

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<ライブレポート>鈴木愛奈、1stツアーを完遂 紡いできたファンの想いに答える

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<ライブレポート>鈴木愛奈、1stツアーを完遂 紡いできたファンの想いに答える

<ライブレポート>鈴木愛奈、1stツアーを完遂 紡いできたファンの想いに答える


 鈴木愛奈が、4月3日に千歳市民文化センター北ガス文化ホールで【Aina Suzuki 1st Live Tour ring A ring -Prologue to Light-】を開催した。

 アニメ『ラブライブ!サンシャイン!!』のスクールアイドルグループAqoursのメンバーとしても活躍中の声優・鈴木愛奈。今回のライブは、鈴木愛奈の1stライブツアー【Aina Suzuki 1st Live Tour ring A ring -Prologue to Light-】のファイナル公演だ。2月11日から横浜・大阪・名古屋と全国をまわり、各地でファンの想いを紡いできた。今回のステージは、鈴木愛奈の生まれ故郷でもある北海道千歳市。バンドメンバーには、知野 芳彦(Gt.)、ha-j(Ba.)、一ノ瀬久(Dr.)、酒井ミキオ(Key.)といった精鋭陣を迎え、会場に観客を呼び込むだけでなく、世界に向けて配信が行われた。

 開演の始まりを告げる「The Start of Phoenix」が流れ終わると、「ヒカリイロの歌」でライブがスタート。鈴木の伸びやかなビブラートが会場全体に広がる。そのままエッジの効いたギターが鳴り響く「Cocoon」や、ダークな世界観が全開の「Butterfly Effect」と、次々にヘビーなロックサウンドで会場を盛り上げていった。

 「【Aina Suzuki 1st Live Tour ring A ring -Prologue to Light-】千歳公演へようこそー!」と元気よく挨拶した鈴木。本公演は待ちに待った初のソロ凱旋ライブだ。「ただいま!」という鈴木の掛け声に対して、観客は「おかえり」と声を出す代わりに、大きな拍手で答える。その後は序盤とは一転して、会場が平穏な雰囲気に包まれた「やさしさの名前」をパフォーマンスし、観客をそっと優しく迎え入れる。

 「1人じゃない」と明るいナンバー「Happiness」。リズミカルな4つ打ちドラムと滑らかなベースラインが聴き心地の良い「アイナンテ」では、「せーの!」という鈴木の合図でスタートする。猫のようなあざと可愛い振り付けで、観客を続けざまに魅力していった。千歳市民文化センター北ガス文化ホールは、鈴木が幼少の頃に民謡大会で立ったことがある思い出の場所だ。中盤のMCでは、そんなエピソードやファンがSNS上で「#Gain_a_light」というハッシュタグを作り、鈴木愛奈のツアーを盛り上げてきてくれたこと、ファンから寄せられたメッセージなどに感謝の気持ちを伝えた。今まで縁や人との輪を大切にしてきた鈴木の、人情の温かさを見ることができた。また、ここではバンドメンバーを丁寧に紹介しつつ、メンバーも一人一人コメント。場を和ませた後はアコースティックコーナーに入り、「antique memory」や「繋がる縁」をしっとりと歌い上げた。

 ライブもいよいよ中盤戦へ突入。バンドメンバーが重圧なアンサンブルを奏で始める。すると、茜色のドレスに着替えた鈴木が登場。ビブラートや民謡のこぶしを巧みに使い分ける「玉響」をパフォーマンスする。そして、ソーラン節を取り入れている「祭リズム」へ。アッパーチューンの連続で、会場のボルテージが徐々に上昇していった。和テイストの楽曲が続いた後は、「月夜見 moonlight」をパワフルな歌声で情緒たっぷりに歌い上げた。

 今回のアニソンカバーコーナーは、「全日本アニソングランプリ」札幌予選に出るために歌ったというアニメ『地獄少女』の主題歌「逆さまの蝶」からスタートした。そして、「全日本アニソングランプリ」の決勝で披露した、アーティスト・鈴木愛奈の始まりの曲とも言えるアニメ『バジリスク ~甲賀忍法帖~』から「甲賀忍法帖」をエモーショナルに熱唱。“いつかまた、アニソンシンガーとして歌いたい”と願っていた楽曲を歌い上げたことに、鈴木は喜びの声を上げる。その後は、「遙かなる時空-そら-を翔ける 不死鳥-とり-のように」をドロップし、終盤に向かって一気に畳みかけていった。

 本編の終わりを告げるように「Eternal Place 第一楽章」が流れ始める。白いドレスを纏った鈴木が登場し、「Eternal Place 第二楽章」を披露。「Eternal Place」は、ファーストアルバム『ring A ring』の中でも異色を放っていた幻想的で壮大な楽曲だ。そのまま「Eternal Place 第三楽章」と続き、盛大にラストを飾った。

 アンコールでは本編のオープニング「ヒカリイロの歌」を再び披露。冒頭の“始まるよ わたしの道”という歌詞が、アーティスト・鈴木愛奈の強い決意表明のようにも聴こえてくる。最後のMCでは、鈴木愛奈の誕生日である7月23日に東京ガーデンシアターで【Aina Suzuki 1st Live Tour ring A ring -Prologue to Light-】追加公演の決定が告げられた。タイトルは名前にちなんで可愛らしく【Aina Suzuki 1st Live Tour ring A ring – はっぴーにゃーすでぃ♪ –】になっている。そしていよいよラストの曲へ。鈴木の故郷について綴られた「今日のわたしをこえて」をこの千歳市で届け、ライブは無事に大団円を迎えた。鈴木は今日、千歳市で公演を行うことができた喜びを胸に、「ほんとに沢山の思い出を、幸せをありがとうございました」と一言添え、拍手に包まれながらステージを後にした。

 なお、本公演のアーカイブ配信が4月11日まで行われているので、是非チェックして頂きたい。

Text by Tatsuya Tanami
Photo by原田直樹


◎公演情報
【Aina Suzuki 1st Live Tour ring A ring -Prologue to Light-】
2021年4月3日(土)
北海道・千歳市民文化センター 北ガス文化ホール
チケット:3,500円(税込)
アーカイブ配信:2021年4月11日(日)23:59まで
URL:https://eplus.jp/suzukiaina_1st_st/

<セットリスト>
M01. The Start of Phoenix
M02. ヒカリイロの歌
M03. Cocoon
M04. Butterfly Effect
M05. やさしさの名前
M06. はつこい
M07. Happiness
M08. アイナンテ
M09. antique memory
M10. 繋がる縁
M11. 玉響
M12. 祭リズム
M13. 月夜見moonlight
M14. 逆さまの蝶(カバー)
M15. 甲賀忍法帖(カバー)
M16. もっと高く
M17. 遙かなる時空-そら-を翔ける 不死鳥-とり-のように
M18. Eternal Place 第一楽章
M19. Eternal Place 第二楽章
M20. Eternal Place 第三楽章EN1. ヒカリイロの歌
EN2. 今日のわたしをこえて

【Aina Suzuki 1st Live Tour ring A ring – はっぴーにゃーすでぃ♪ – 】
2021年7月23日(金)
東京・東京ガーデンシアター

◎配信情報
「えとにゃんらん」
2021/4/28 RELEASE


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