カニエ・ウェスト、米フォーブスのセレブ長者番付でミュージシャンとして1位に
カニエ・ウェスト、米フォーブスのセレブ長者番付でミュージシャンとして1位に

 現地時間2020年6月4日に米経済紙フォーブスが発表した毎年恒例のセレブ長者番付2020年版によると、カニエ・ウェストが最も稼ぐミュージシャンだった。

 カニエの2020年の収益は1億7000万ドル(約186億円)で、義理の妹であるカイリー・ジェンナーに次ぐ全体2位につけた。カイリーは、大成功している化粧品ブランドの財務表が一致しないということで、先週フォーブスにより億万長者のステータスが疑問視されたばかりだ。

 フォーブスによると、カニエには現在13億ドル(約1420億円)の価値があり、2019年に続き億単位の売り上げを記録した大人気スニーカー・ブランドYeezyのアディダスとの契約による部分が大きい。カニエの純資産以外に、カニエが所有するYeezyのアパレル・ラインと音楽からの利益も含まれている。

 興味深いことに、カニエに次ぐアーティストは年間収益が8100万ドル(約88億円)で全体14位のエルトン・ジョンで、7200万ドル(約79億円)のアリアナ・グランデ(全体17位)、6850万ドル(約75億円)のジョナス・ブラザーズ(全体20位)が続いた。 

 エルトン、アリアナ、ジョナス・ブラザーズのランクインは、コンサート・ツアーの大きな成功によるもので、エルトンの【フェアウェル・イエロー・ブリック・ロード・ツアー】は2019年に2番目に収益を上げたツアーとして2億1200万ドル(約231億円)をもたらし、アリアナの【スウィートナー・ワールド・ツアー】は1億4600万ドル(約159億円)だった。ジョナス・ブラザーズは、待望のカムバック・ツアーで1会場あたり150万ドル(約1億6400万円)以上の収入を得ている。