葉加瀬太郎、10万人動員の全国コンサートツアーが開幕
葉加瀬太郎、10万人動員の全国コンサートツアーが開幕

 葉加瀬太郎のコンサートツアー【日医工presents 葉加瀬太郎 Concert Tour 2019『Dal Segno ~Story of My Life』】が、2019年9月13日より東京・かつしかシンフォニーヒルズ モーツァルトホールにて開幕した。
葉加瀬太郎 ライブ画像

 同ツアーは、今年51歳になる葉加瀬がもう一度原点に戻るべく影響を受けてきたクラシック曲、愛してきた楽曲のカバー全12曲を新録したニュー・アルバム『Dal Segno ~Story of My Life』を携えた最新ツアーだ。13日の同公演を皮切りに、12月29日の大阪国際会議場 グランキューブ大阪 メインホールで行う追加公演まで一気に駆け抜ける。

 公演では、アルバムに最初に収録されている「パガニーニの主題による狂詩曲」と「ロマンス2番」でスタート。毎年恒例となる葉加瀬のツアーだが、毎年その赴きが変わっており、常連客たちも今年の“新しい風”を受けて「今年もやってきた」という期待感と「今年はこんな感じなのか!」という新鮮さを感じた表情を見せていた。

 MCでは、葉加瀬が「ようこそいらっしゃいました、葉加瀬太郎です。こうして毎年続けてこられているのも皆さまのおかげです。本当にありがとうございます。去年は50歳を祝っていただいて、いろいろなところで皆さまに『おめでとう』と言っていただきうれしいかぎりですけども、今年は51歳ということでリスタートではないんですけども、人生100年としたら折り返し。ということで、新しいアルバムはオリジナル曲はなく全てカバー曲で、子供の頃に聴いていた曲を並べてみました。タイトルの『Dal Segno』とは、音楽用語で“マークのところからもう一度戻って演奏しなさい”という意味です。私が音楽に触れて愛して止まなかった曲を、コンサートで皆さんに聴いていただきたいなと思って演奏しました。今日も楽しんでいただきたいと思います。どうぞよろしくお願いします」と挨拶。そして、葉加瀬の芸大入試の課題曲だったという「トルコ風コンチェルト」、「涙のトッカータ」と続いた後、葉加瀬が「うちの母親が大好きな曲で、家で弾かされていた」と子供の頃の思い出を交えて曲紹介をして「太陽がいっぱい」を奏でた。

 第2部は「エトピリカ」、「WITH ONE WISH」で始まり、初めて来場した観客にも心を配るにくい演出で展開。葉加瀬の代名詞ともいえる2曲を披露した後は、クラシックを勉強する新コーナー「音楽講座」を実施。“ドイツの3大『B』”、バッハ、ベートーベン、ブラームスの中から、葉加瀬が一番好きだというブラームスについて解説。ブラームスの半生から性格、音楽の傾向と魅力などを持ち前の軽妙な語り口で紹介した。その後、羽毛田丈史の「地球に乾杯」を演奏した後、オリジナル曲の「Asian Roses」、「タイムメッセンジャー」、最後に「ニュー・アルバムはこの曲をやりたくて作ったと言っても過言ではない」と明かして「ムーンリヴァー」を情感たっぷりに披露。

 アンコールでは、葉加瀬とメンバーがシェーカーを持って再登壇。観客を巻き込んで「瑞風」と「情熱大陸」を演奏。観客たちはグッズのシェーカーや扇子を勢いよく振りながら大盛り上がりで心からライブを楽しんでいた。

◎リリース情報
アルバム『Dal Segno ~Story of My Life』
2019/8/7 RELEASE
<通常盤(CD)>
HUCD-10283 3,000円(tax out.)
<初回限定盤(CD+DVD)>
HUCD-10282/B 3,500円(tax out.)
<ローソン HMV 盤(CD+DVD+オリジナルグッズ)>
HUCD-10287/B~C 4,273円(tax out.)