エド・シーラン、出演映画『イエスタデイ』に書き下ろした楽曲の裏話が明らかに
エド・シーラン、出演映画『イエスタデイ』に書き下ろした楽曲の裏話が明らかに

 「もしも自分以外にザ・ビートルズを知らない世界になってしまっていたとしたら!?」というユニークな設定でザ・ビートルズの名曲に彩られ展開していく映画『イエスタデイ』が2019年10月11日より公開する。

 ダニー・ボイル監督と、脚本家リチャード・カーティスが贈る最新作は、ヒメーシュ・パテルやリリー・ジェームズに加え、エド・シーランの出演も大きな話題を呼んでいる。本人役で登場するエドは本作のために「One Life」と「Penguin」の2曲を提供。そのうちの「One Life」は書き下ろし楽曲だ。エドのファンで友人でもあるリチャード・カーティスは、「本作の脚本を執筆している時に、ザ・ビートルズの曲の他に、主人公のジャック(ヒメーシュ・パテル)が作ったという名目ですごくロマンチックな曲を入れることを思いついて、エドに打診したらOKしてくれたんだ。2日後、彼はこの映画にぴったりな曲を送ってくれて、皆で大喜びしたよ」と振り返る。

 しかし、その楽曲は実は「How Would You Feel (Paean)」という曲で、エドのレコード会社もこの曲を大いに気に入ったため、彼の3rdアルバム『÷(ディバイド)』に収録されることに。カーティスらはとても残念がったそうだが、2年後にエドが出演することになり、夢がようやく実現。新たに彼が提供した「One Life」は、ジャックの心の変化に寄り添うかのようにエンディングのシーンで使用されている。「One Life」と「Penguin」の2曲は映画のサウンドトラックに収録されていないため、ぜひ映画館でチェックしてほしい。

 日本に先駆けて公開を迎えた本作は、北米ではダニー・ボイル監督作品にて『スラムドッグ$ミリオネア』に次いで2位、リチャード・カーティス作品では『ラブ・アクチュアリー』を超えて、『ブリジット・ジョーンズの日記』に次いで3位の成績を収めている(Box Office Mojo参照)。また、ニールセン・ミュージックのデータによると、公開週(2019年6月28日~7月4日)のザ・ビートルズ作品の売上がアルバム換算で前週比の約26%増となる5万4千枚を記録。7月13日付の全米ロック・ソング・チャートでは劇中にも登場する「レット・イット・ビー」、「イエスタデイ」を含む、5曲がチャートインし、注目を集めた。

◎公開情報
映画『イエスタデイ』
2019年10月11日(金)より日本公開
監督:ダニー・ボイル
出演:ヒメーシュ・パテル、リリー・ジェームズ、ケイト・マッキノン、エド・シーランほか
配給宣伝:東宝東和
(C)Universal Pictures