西本智実×ソニックシティシリーズ【カルミナ・ブラーナ】 振付を安藤美姫、舞踊を畠山愛理が担当
西本智実×ソニックシティシリーズ【カルミナ・ブラーナ】 振付を安藤美姫、舞踊を畠山愛理が担当

 新しい舞台芸術の創造に挑む「西本智実×ソニックシティシリーズ」、その第2弾となる【カルミナ・ブラーナ】の制作発表記者会見が6月25日に行われ、振付を担当する安藤美姫と、舞踊を担当する畠山愛理が登場した。
安藤美姫&畠山愛理の記者会見ショット

 記者会見で安藤は「みなさんの日常生活の感情、喜び、悲しみ、悔しさ、憎しみ、いろいろな感情があるこの世界の表現というものを皆さんと一緒に作っていきたいと思っています。」と語り、さらに「みなさんの心に残るような激しく、あたたかい舞台を畠山さんと作っていけたらと思いますので、ぜひ皆さん楽しみに待っていてください。」と、今回の舞台への意気込みを述べた。畠山は「現役のころから私はずっとフィギュアスケートがとても大好きで、安藤美姫さんの演技をテレビでよく見ていました。ですので、まさか振付をしていただいて、一緒に一つのものを作り上げることができるのはとても光栄で、今回のことを聞いたときはとてもうれしかったです。」とコメントし、そして「今までの表現とはちょっと違う世界だとは思うんですけれど、みなさんと一緒に力を合わせてすばらしい作品にしていきたいと思いますので、みなさんぜひ足を運んでいただけたら嬉しいです。」と思いを述べた。

 また、記者会見では二人の職業におけるクラシックの話題に。安藤は「だいたいフィギュアスケートの選手は自分が滑りたいと思う曲を持ってくるので、私が選手に『これどう?』って聞いたことはまだないです。(選手時代に)自分で選ぶときは、自分のフィーリングに合うものを選んでいました。オリンピックのショートプログラムとエキシビションで使わせていただいたモーツァルトの『レクイエム』は、すごい自分の中で思い入れのある曲です。」と言及したのに対し、元新体操の選手であった畠山は「新体操はコーチが曲を選んでくださって、選手と話し合って決める感じなので、あまり曲探しの経験はないんです。」とコメントし、場を和ませた。

 今回【カルミナ・ブラーナ】の指揮と演出を担当する西本智実は記者会見に出席できなかったため、ビデオメッセージでのコメントとなった。ビデオメッセージで西本は、「振付の安藤美姫さん、舞踊の畠山愛理さん、こういった日本を代表する才能を持ったアーティストとまた違ったアプローチで作品作りができます。それぞれの専門分野が重なって、私たちだけではできないことが広がるかもしれません。」とコメントしている。

 【カルミナ・ブラーナ】は11月30日の1日のみ、ソニックシティ 大ホールにて開催される。チケットのホールメンバーズ先行発売は7月2日に、一般発売は7月4日に開始される。

◎公演情報
【西本智実×ソニックシティシリーズVol.2 「カルミナ・ブラーナ」】
2019年11月30日(土)
埼玉・ソニックシティ 大ホール
OPEN 13:20 / START 14:00
チケット(定価):S席 8,800円、A席 6,300円