【第15回高校生RAP選手権】波乱の展開に大番狂わせ!? 悲願の初出場で王座を奪い取ったのは… 〈Billboard JAPAN〉|AERA dot. (アエラドット)

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【第15回高校生RAP選手権】波乱の展開に大番狂わせ!? 悲願の初出場で王座を奪い取ったのは…

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【第15回高校生RAP選手権】波乱の展開に大番狂わせ!? 悲願の初出場で王座を奪い取ったのは…

【第15回高校生RAP選手権】波乱の展開に大番狂わせ!? 悲願の初出場で王座を奪い取ったのは…


 2019年4月3日、東京・新木場STUDIO COASTにて高校生ラッパーの憧れの舞台、フリー・スタイルMCバトルの甲子園【第15回 BAZOOKA!!!高校生RAP選手権】が開催された。
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 00世代最強と呼ばれる高校生ラッパー16人が東阪で行われた予選を勝ち抜き、平成最後の“大喧嘩”を繰り広げた今回の選手権。前回優勝のHARDYが2冠に輝くのか、12回選手権を優勝し、ZEEBRA率いるGRAND MASTERからデビューも果たしたNovel Coreが格上のフリー・スタイルをかますのか、数々のMCバトル大会の王座を奪っている百足が念願の初出場で初優勝なるのか、前回選手権ベスト4の藤KooSがバトル以上にステージを自分のものにしてラスト・チャンスを有終の美で飾るのか、それとも、それとも……と、大勢の期待注目株が勢揃いで手に汗握る、アドレナリン全快のフロアがバトル開始前から熱気に溢れていた。

 近年のHIPHOPブーム、フリー・スタイルMCバトルの流行は、中学生・高校生の間では主流の遊びに変わり、渋谷、原宿でサイファーをしている姿を見かけるのも多くなった。高校生RAP選手権から有名になったT-PABLOW率いるBADHOPや、「超WAVYでごめんね」でお馴染みのJP THE WAVY、絶大な人気を増し続けている唾奇などに憧れを抱き、インスピレーションを受け、リスペクトするように個性を活かしている若者も、この流行の影響を大いに受けていると言っても過言ではない。

 とはいえ、出場者の誰しもがHIPHOP“だけ”好きなのではない。バンド、アイドル、アニメ、それぞれ好きなものを主張して、型に囚われないスタイルで挑んでいた。そして、その姿こそがフリー・スタイルそのものだ。好きなものを好きと言える主張には自信が満ち溢れ、一人ひとりの個性をより輝かせる。マイク・パフォーマンスはもちろん、ステージ・パフォーマンスでオーディエンスを沸かすのもお手の物だ。スキルが高いゆえに、観客もいつホームランが撃たれて、いつ三振が取れるかわからない、9回裏の2アウト満塁のような緊張と興奮の延長線上に立たされていた。

 波乱万丈の大番狂わせなバトルの決勝に進んだのは、前回選手権ベスト4の藤KooSと初出場の百足。両者ともに高校生とは思えないほど余裕で少し涼しい表情をしている。バトルが始まる前にオーラから攻めていくような、堂々とした佇まい。どちらが奪ってもおかしくない、そんな激戦を制したのは、初出場で初優勝の百足だった。

 バトル後の優勝インタビューでは、「正直、優勝したことに驚いていて実感がないです。初出場で初優勝して、あ、優勝したんだ、みたいな。00世代最強って言われてるからけっこう余裕ぶっこいてたんですけど、ふと負けた時のことを考えたら、もうMCバトルできなくなるんじゃないかってくらい重荷がありました。(13回、14回予選落ちしてしまった悔しさもあり)高校生RAP選手権最後っていう重荷も緊張に繋がってきましたね」とコメント。

 自身にとってラップの魅力は何か、との問いには「お金がかからずにできることが大前提。サイファーっていう遊びを見つけて、毎日できる。そして、いつの間にか大舞台で自分の言ったことにお客さんが手を上げてくれる、その快感がMCバトルの魅力かなと思います。これからラップを始める人はあまり怖がらないでほしいというか、怯えずにラップに近づいていってほしいと思いますね」と、ステージ上とはまた別の柔らかな表情で語った。

 なお、この【第15回 BAZOOKA!!!高校生RAP選手権】の模様は、5月6日にBSスカパー!にて放送される。漢a.k.a GAMIが「毎年スキルが上がっている。高校生にこれからの日本を任せてもいいと思える」とコメントするほどの熱いバトルをぜひチェックしてほしい。


(c)BSスカパー!BAZOOKA!!!第15回高校生RAP選手権 in TOKYO


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