スガシカオ、33都市のライブハウスを巡る弾き語りツアーのファイナル!?大阪でのライブレポートが到着 〈Billboard JAPAN〉|AERA dot. (アエラドット)

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スガシカオ、33都市のライブハウスを巡る弾き語りツアーのファイナル!?大阪でのライブレポートが到着

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スガシカオ、33都市のライブハウスを巡る弾き語りツアーのファイナル!?大阪でのライブレポートが到着

スガシカオ、33都市のライブハウスを巡る弾き語りツアーのファイナル!?大阪でのライブレポートが到着


 4月19日、大阪・なんばHatchにてスガシカオの史上最多、33都市のライブハウスを巡る弾き語りツアー「Hitori Sugar Tour 2018」の大阪公演が開催された。ギター1本で全国行脚をしてきたこのツアー、実はこの日の大阪公演でツアーファイナルを迎える予定だったが、直前の北海道公演がスガの体調不良により延期に。しかし、本人いわく「長い長いツアーを経て、やっと辿りついた大阪。今日はファイナルの気分で!」と語っていたことから、レポートもツアーファイナルな気分(!?)でお届けします!
 
 まず、本人の登場の前にオープニングアクトとして、シンガーソングライターのヒラカワリョウが登場。今回のツアーではいくつかの公演で、応募の中からスガ自身が選んだアーティストによるステージが展開された。地元・大阪出身のヒラカワリョウは自身最大規模となる大きな会場を前に緊張しつつも、スガに選んでもらったこの日の機会を無駄にしたくないと奮闘。今後の活躍を誓いつつ、「平行線」などいくつかの楽曲を披露した。

 そして本編、「ファイナルで大阪に帰ってきたぜ!」とスガが登場すると、デビュー曲「ヒットチャートをかけぬけろ」からパワフルな歌声で観客を魅了していく。シンプルな照明のなか、アコギ1本でファンキーなサウンドを響かせていくと、「長い長いツアーでした。やっと辿りつきました! (北海道公演は)飛ばしちゃったけど、休んだ分パワフルで喉の調子もいい!」と、絶好調ぶりをアピール! 「Festival」「見る前に飛べ.com」など、ギターのボディをタップしつつ、お馴染みのスラム奏法などダイナミックかつパワフルな演奏を披露。アレンジも多彩で、原曲とは違った雰囲気に観客からは大きな歓声が沸き立つ。

 弾き語りでのライブはバンドとは違い、スガ自身のペースで緩やかに進んでいく。時に楽曲に込めた思いを切々と語ったかと思いきや、ツアーの合間のオフに訪れた大阪での裏話など、笑いの絶えないMCでも楽しませてくれる。

 ライブ中盤には、今回のツアーのために購入したというギタレレを使ってのステージに。懐かしい音色を奏でるそれは楽曲の雰囲気をより立体的に見せ、スガが実父を想って作ったという「砂時計」では"親と子"を描いた、一切の嘘がない強く美しい思いが込められた楽曲に思わず涙するオーディエンスの姿も見える。優しさと屈強さ、男らしさと艶っぽさ、楽曲ごとに表情を変え自身の世界観を存分に見せつけていくスガ。その世界観は「Progress」からさらに濃厚なものへと突き進む。アグレッシブなプレイ、時折吠えるように歌う彼の姿に夢中になり、フロアからは楽曲が終わるたびに大きな歓声と拍手が送られる。

 そしてこの日、ゲストに田中義人が登場すると会場からさらに大きな歓声が沸き起こった。長年、スガの片腕としてツアーはもちろん、楽曲アレンジなどでも活躍してきたギタリストの彼。病のため活動休止を余儀なくされていたが、昨年末に見事復帰を果たしていた。「一緒にまた音楽がやれるとは」と、感慨深げに語り合いながらも、「アストライド」「海賊と黒い海」などをともにセッション。共に立つステージ、久しぶりの感覚を楽しむ2人の表情に思わず見ているこちらも気持ちが和んでしまう。

 ステージは最終ブロックへ。「黄金の月」などの名曲を披露する中、「新曲いきます!」と、昨年配信リリースされた「トワイライト☆トワイライト」へ。これぞスガシカオ!と言わんばかりの、アップテンポでファンキーな楽曲にオーディエンスもハンズクラップで参加し、ともにフロアを熱く揺らしていく。ステージはその高い熱量を保ったまま次曲「コノユビトマレ」「19才」へ進む。色気と危うさ、心ざわつかせるサウンドに思わず背筋がゾクリとする。ループマシンで音を重ね、ギターをかき鳴らす姿はロックスターそのもの! 1人きりのステージをライブハウスならではの熱量と、ホールクラスでのステージを体感させるような圧倒的な存在感で観客を魅了し、本編はあっというまに終了してしまった。

 アンコールでは「終わっちゃったよ…。なんだろうこの喪失感」と、30本を超えるツアーを振り返りつつ、ファイナルのステージで最高の時間を迎えられたと、改めて感謝の気持ちを伝える。そして「思い残すことないように! オレもばっちりやるんで! 大阪城ホールに負けないような大きな歓声をちょうだい!」とフロアを煽り「午後のパレード」でオーディエンスとともにシンガロングし、全21曲をもって長かったツアーの幕が下りた。

 スガの今後の予定としては、2018年は新たな音源制作に入る予定とのこと。長かった1人弾き語りツアーを経て作られる音世界はどんな音色を奏でているのか、続報を楽しみに待ちたい。また、延期となった北海道公演の振替日程はすでに決定しているので、詳しくはオフィシャルサイトでチェックを!

Text by 黒田奈保子
Photo by 日吉"JP"純平

オフィシャルサイト:http://www.sugashikao.jp/

◎公演情報
【Suga Shikao Hitori Sugar Tour 2018】
2018年4月19日(木)
大阪・なんばhatch 


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