岸田繁が京都市交響楽団に30分を超える交響曲を書き下ろし
岸田繁が京都市交響楽団に30分を超える交響曲を書き下ろし

 京都出身のロックバンド、くるり。ヴォーカル・ギターをつとめる岸田繁が、京都市交響楽団へ30分を超える交響曲を書き下ろすことが明らかとなった。

 京都市交響楽団は、今年60周年を迎える日本の大編成を有する歴史あるオーケストラで、2015年に「第27回ミュージック・ペンクラブ賞」、栄誉ある「第46回サントリー音楽賞」を常任指揮者の広上淳一とともに受賞するなど、近年の活躍も著しい交響楽団である。

 今回はその京都市交響楽団より依頼を受けた岸田が、京都市交響楽団が他ジャンルの音楽家等と向き合い、オーケストラの新しい可能性を提供する企画【京響プレミアム】にて、30分を超える交響曲を書き下ろす。その初演が京都にて12月4日に開催されることも決定した。

 チケットの先行予約は5月16日より、くるりファンクラブにてスタート。また、同日5月16日に大阪オリックスホール、5月17日に京都ロームシアターで開催される【NOW AND THEN vol.3】では来場者先行受付も実施される。



◎岸田繁(くるり)-コメント
昨年3月より、いくつかの交響的作品の作曲に取り組んでおります。まだ作業半ばではありますが、今年9月の完成に向けて試行錯誤を繰り返しながら、音を紡いでいます。
およそ1年半ほど前に、京都市交響楽団のマネージャー柴田氏から、同交響楽団のコンサートのためのオーケストラ作品を書き下ろしてほしい、というご提案をいただきました。
幼少の頃から親しんだオーケストラのために作品を書くなんて、夢のような話ですが、子供の頃の自分に教えてあげたいです。本格的なオーケストラ作品を書く、ということは、昔からの夢のひとつでありました。
ジャンルの垣根を超える、という言葉はある種使い古された表現になりつつありますが、私が大好きなベートーヴェンやバルトーク、ショスタコーヴィチなどの作品を聴いていると、あらゆる音楽的なトライアルを通して、ジャンルの垣根を超えながら新しいものを作ってきたのだなぁと感銘を受けました。
強い意思とアイデア、「当たり前でないもの」を追求することで、美しい音楽に昇華すべく、あくまでも大好きな「交響的作品」であることをコンセプトに、多くの皆様に感動を与える作品に仕上げようと思っております。乞うご期待ください。

◎【京響プレミアム】岸田繁「交響曲第一番」初演
2016年12月4日(日)START 16:00
ロームシアター京都メインホール
出演:岸田繁/広上淳一/京都市交響楽団
料金:6,500円(税込)※未就学児入場不可
主催:公益財団法人京都市音楽芸術文化振興財団
先行:5月16日(月)18:30~5月28日(土)23:59

◎ライブ【NOW AND THEN vol.3】
5月07日(土)OPEN 17:00 / START 18:00 香川県/festhalle(フェストハレ) 
5月08日(日)OPEN 17:30 / START 18:00 福岡県/福岡市民会館
5月10日(火)OPEN 18:30 / START 19:00 広島県/広島JMSアステールプラザ大ホール
5月16日(月)OPEN 18:30 / START 19:00 大阪府/オリックス劇場 
5月17日(火)OPEN 18:15 / START 19:00 京都府/ロームシアター京都
5月25日(水)OPEN 18:15 / START 18:45 愛知県/名古屋市公会堂
5月27日(金)OPEN 18:30 / START 19:00 宮城県/電力ホール
5月30日(月)OPEN 18:45 / START 19:15 神奈川県/神奈川県民ホール
5月31日(火)OPEN 18:30 / START 19:00 神奈川県/神奈川県民ホール