アップルがU2 ボノとまたまた連携!? 今度は歓迎されるべきこと
アップルがU2 ボノとまたまた連携!? 今度は歓迎されるべきこと

 クリスマス前のショッピング・シーズンに向けて、アップルは今年もエイズ撲滅の認知と資金調達を目的とするProduct (RED)製品を販売する。

 11月27日の感謝祭後のブラック・フライデー(クリスマス用の買い物客が急増し小売店が“黒字”となる日)とサイバー・マンデー(オンライン・ショッピングの売り上げが増える日)において、アップルは全ての小売りとオンライン上の売り上げの一部をProduct (RED)に寄付する。また、App storeでは24日から2週間、Apps for (RED)という特別ページを開設。ストアの人気アプリ数種が専用のアプリ内コンテンツを提供し、その全収益が同運動に寄付される。

 アップルは(RED)の取り組みにより“世界エイズ対策基金”へ7,500万ドル(約89億円)を集めている。U2のボノとケネディー家のメンバーで活動家のボビー・シュライバーが2006年に設立したProduct (RED)は、これまで世界基金のために2億7,500万ドル(約325億円)を集めており、現在は、30年間のうちに世界でエイズのない最初の世代を実現させるための活動と寄付に重点を置いている。

 前回9月にアップルとボノが組んだ際には、結果はさまざまだった。U2の最新アルバムをiTunesユーザー全員に直接配布するという歴史に残ることをするのが目的だったが、この“押し付け”は全ての人が喜ぶものではなかった。今回は、両者の提携も目的も大いに歓迎されることだろう。