テイラー・スウィフト アルバム発売効果で9週ぶりに全米首位に返り咲き
テイラー・スウィフト アルバム発売効果で9週ぶりに全米首位に返り咲き

 テイラー・スウィフト、アルバムNo.1獲得とともに、9週ぶりに首位に返り咲いた11月15日付HOT100チャート。

 9月6日付の初登場から2週にわたってNo.1をマークしたテイラー・スウィフトの「シェイク・イット・オフ」。3週目にはメーガン・トレイナーの「オール・アバウト・ザット・ベース」に略奪され、8週の間首位の座を譲り渡したが、その間もメーガンに並んで2位を8週間キープし、今週再びNo.1へ。

 いよいよ27日に5thアルバム『1989』がリリースされ、そのプロモーション効果を受けエアプレイなどが上昇、また多数のメディア出演もふくめ、セールスやストリーミング回数も上昇した。

 今週、初動枚数だけで128万枚を突破し、堂々のNo,1デビューを飾った『1989』。アルバムから早くも2ndシングルとして「ブランク・スペース」がリリースされ、今週18位に初登場した。正式なリリースは11月10日の予定だが、アルバムの発売を受けてPV解禁前に上位にランクイン。アルバムはオーストラリアやカナダでもNo.1デビューを果たしている。

 2位にダウンしたメーガンが、再びNo.1に返り咲くか…という展開も期待したいところだが、次にテイラーから首位の座を奪う可能性が高くなってきているのが、3位のトーヴェ・ロー。アメリカにとどまらず、全世界で注目を浴びているこの「ステイ・ハイ」は、各国でTOP10入りしているものの、いまだ本国スウェーデンでも首位獲得を果たしていない。先立ってアメリカでNo.1を獲得することも期待されている。

 また、5位から4位へとジワジワ上昇している、マルーン5の「アニマルズ」も、動向が気になるところ。特にストリーミング回数が好調のこの曲、前作からは4曲のTOP10ヒットを放っているという勢いもあり、「ワン・モア・ナイト」(2012年)に続くNo.1獲得も、今の彼らなら実現しそうなパワーを感じる。

 再びTOP10入りを果たしたのは先週11位のエド・シーラン。初のTOP10入りを果たしてから1週挟んで自己最高位を更新。本国UKでは、アルバム『x(マルティプライ)』より1stシングル「シング」、3rdシングル「シンキング・アウト・ラウド」が早くもNo,1を獲得しているが、この2ndシングル「ドント」は、UKよりアメリカでの支持が高いよう。

 23週にわたってTOP10内にランクインし続けていた、サム・スミスの「ステイ・ウィズ・ミー」とも今週でお別れ。ついに11位へとダウンしたが、かわって「アイム・ノット・ジ・オンリー・ワン」が12位へと浮上、次週2作連続のTOP10入りを狙う。

 ハロウィン・ウィークの定番、マイケル・ジャクソンの「スリラー」が今年もリ・エントリー。エアプレイのパワープッシュで、35位にランクインした。