故ボビー・ウーマックにローリング・ストーンズが追悼メッセージ公開
故ボビー・ウーマックにローリング・ストーンズが追悼メッセージ公開

 6月27日に伝説的ソウル・シンガー、ボビー・ウーマック(70)が大腸がんと糖尿病のため亡くなったことを受け、ザ・ローリング・ストーンズがオフィシャル・ウェブ・サイトに追悼メッセージを掲載した。


 「ボビー・ウーマックが我々に与えた影響力はとてつもなく、その声とソングライティングで数えきれないほどの人々を感動させた彼は、ソウルとR&Bの真のパイオニアだった。ステージでの存在感は圧倒的であり、その才能が彼を偉大な存在へと至らしめた。何においても、我々は友人として彼を忘れることはないだろう」


 両者の関係は、ザ・ローリング・ストーンズがウーマックのグループ、ザ・ヴァレンティノスの「イッツ・オール・オーヴァー・ナウ」のカバーをリリースした1964年にさかのぼる。当時、同カバーは英シングルチャートでNo.1を獲得した。


 そのおよそ10年後、ウーマックはストーンズのギタリスト、ロン・ウッドの2ndソロアルバム「ナウ・ルック」でコラボレートしており、1986年には米ビルボード・シングル・チャート“Hot 100”で5位となったカバー曲「ハーレム・シャッフル」にて、ウーマックをバック・ボーカルに迎えた。


 なお、ウーマックの訃報にはストーンズの他にも、Qティップ、レッド・ホット・チリ・ペッパーズのフリー、El-P、A-Trak、DJプレミア、俳優のアーセニオ・ホール、MCハマー、ビッグ・ボーイ、シーロー・グリーン、インディ・ロッカーのPAPA、ロナルド・アイズレーなど、多くのアーティストが追悼メッセージを捧げている。