クリス・ブラウンの暴力性はPTSDなど精神疾患が原因
クリス・ブラウンの暴力性はPTSDなど精神疾患が原因

 クリス・ブラウンが双極性障害および心的外傷後ストレス障害(PTSD)であると診断された。あるリハビリ施設が認めている。

 E! Newsが入手した法廷文書によると、同シンガーはこれら2つの病気を患っており、これが原因でこれまでの攻撃性を引き起こしているのだと同施設が診断しているという。

 同施設からの匿名による手紙には、「ブラウンさんは、双極的な精神的健康状態を安定させるために、治療に当たる医師による密接な管理も必要としています。PTSDおよび双極II型障害をもつ患者にとって、気分の変動やトラウマを引き起こさないよう自己治療するために薬物を使用することは珍しくない」とし、さらには「治療をしていない精神障害や深刻な睡眠不足、不適切な自己治療、未治療のPTSDが原因となり、ブラウンさんは攻撃的で肉体的に感情を表すようになった」と続けている。

 しかしながら同リハビリ施設の代表は、社会奉仕活動を行なうブラウンが非常に模範的な働きを見せていると加えており、上級裁判所裁判官のジェームス・ブランドリンは、ブラウンには「この2つの病気の治療効果が出ている」と記している。

 2月28日、ブラウンは2009年に起こしたリアーナに対する暴行事件についての経過公聴会のため出廷した。同日、ブラウンは「計画通りには決して行かない。#LIFE」とツイートしている。

 ブラウンはリアーナの事件の他にも、ワシントンD.C.で男に暴行を振るったとされたり、ニューヨークのナイトクラブでドレイクとのけんかに加わったとされるなどの問題に直面している。

 クリス・ブラウンの6枚目のアルバム『X』は、5月5日に全米リリースの予定だ。