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『只見線歳時記』 /星 賢孝

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2011年、震災の年の夏に、
奥会津は只見川豪雨災害の被害を受け、日本屈指の人気ローカル線の只見線も被災しました。
今現在も会津川口~只見間が不通のままで、代行バスでの運行を余儀なくされています。

俳人の黛まどかさんに言わせると
「奥会津の豊かな自然と自然に根ざした暮らしは、プロヴァンスを彷彿させる」という。
日本一どころか「世界屈指の鉄道にもなる」と黛さんは記している。
厳しい大自然とその中で培われた人々の暮らしと文化もまた、
それ故にひときわ美しく輝いてくるのだと思う。

このアルバムは、
その只見線の四季のうつろいを丹念に拾い上げ、地元に根ざしながら撮影したものです。
なにか一つでも感じるものがあれば、奥会津と只見線を想い、来訪していただければ幸いです。

私の小さな一つ一つの積み重ねが、共感を呼び、
将来の只見線復興につなげる事ができればと願いながら、心を込めて日々撮影をしています。



プロフィール

星 賢孝(ほし・けんこう)

奥会津に生まれ、奥会津に在住する郷土写真家。
日本人の心のふるさとでもある奥会津の原風景や、住民の心を支えている只見線の四季を撮りながら、「奥会津歳時記カレンダー」等も製作販売。
豪雨災害で被災した只見線に関わる復興活動も行っている。
奥会津をこよなく愛する作家の椎名誠氏が提唱した「浮き球▲野球」の「奥会津オロチ団」の団長でもあり、奥会津での各種イベントや振興活動も行っている。奥会津温泉郷協議会副会長。


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東北の心意気
東日本大震災後、東北を通じて笑顔と絆が深まりました。
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