極限まで強度を高めたコンクリートを踊るように打ち放つ自力建築は、見る者の魂を揺さぶる(撮影/加藤夏子)
通常1階分ずつ行うコンクリート打設を、岡は手の届く70センチごとに行う。水分を限界まで抑えた最強コンクリートは、さらに打ち継ぎ面を丁寧に洗うことで結晶レベルで一体化し、浸水を許さない(撮影/加藤夏子)
隠れ家のようにしている波止場で、潮風に吹かれながら缶ビールを片手にボーッとする。金などかけなくても、暮らしを豊かにする方法を岡はたくさん知っている(撮影/加藤夏子)
「蟻鱒鳶ル」は命名を頼まれた友人のマイアミこと吉野正哲(45)が1年がかりで苦し紛れにひねり出した「ありますビル」がベース。陸海空の生物を網羅したカッコいい響きだが、高尚な意味はない(撮影/加藤夏子)