筑豊の田園地帯をコトコト走る平成筑豊鉄道の新鋭「ことこと列車」。菜の花は満開にして、背後の筑豊の山並みは春霞という、いかにも春のうららかな風景の中、レッドメタリックの車体がまぶしい。ローカル線だからこそより華やかにという水戸岡デザイナーの色彩感覚が光る。数多い赤い列車の中でも最もあでやかな赤ではないだろうか。田川線豊津駅─今川河童駅間で ■オリンパスOM-D E-M1 MarkII・40~150ミリ F2.8+TC1.4・絞りf8・ISO800・AE・マイナス0.3補正・JPEGスーパーファイン
3月21日の「ことこと列車」一番列車出発式で、左から、平成筑豊鉄道の河合賢一社長、水戸岡鋭治デザイナー、福山剛シェフの3人。実は予定されていたフォトセッションではなく、私のアドリブから実現したスリーショットの記念撮影となった。私としても新しい列車の出発式ほどうれしいことはない ■オリンパスOM-D E-M1 MarkII・12~100ミリF4・絞りf5.6・ISO800・AE・-0.7補正・JPEGスーパーファイン
インテリアには本物の石炭が使われている。ランチには福山剛シェフ監修「筑豊の誇り」と題した「黒ダイヤ 鱈と蕗の薹のフリット」が供される