「満洲は日本人としての立ち位置が問われる恐ろしい場所」　星野博美が痛感した満州の地での揺らぎ

「本との出会い」は、新しい知識や価値観との出会い、そして人生を豊かにするきっかけとなる、素晴らしい経験（撮影／写真映像部・松永卓也）

『帝国と観光「満洲」ツーリズムの近代』高　媛著（4730円〈税込み〉／岩波書店）観光を通じて、満洲における「帝国の物語」はどのように紡がれ、満洲国崩壊後の「失われた帝国への郷愁」は醸成されたのか。観光が生み出した欲望と記憶の背後に潜む政治的意図とは（撮影／映像写真部・和仁貢介）