1986年生まれ。ウェブライターをしながら、2020年に『明け方の若者たち』で小説家デビュー。同作は翌年、映画化もされた。著書に『夜行秘密』(21年)、『ブルーマリッジ』(24年6月)(写真/小山幸佑)
『わたしたちは、海』(1870円〈税込み〉/光文社)海辺の街を舞台にした、連作ともいえる七つの物語を収録。どの物語も誰かの人生を垣間見たような感覚になる。カツセさんは、強い影響を受けた作家として、故・佐藤泰志さんを挙げる。「とくに1話目にあたる『徒波』は、佐藤泰志さんのように海辺の街の話を書きたい、風景描写に挑んでみたい、という気持ちが根底にありました」(カツセさん)