小堀鴎一郎(こぼり・おういちろう)/1938年、東京都生まれ。医学博士。外科医として勤務した後、訪問診療医に。自身の看取りの経験を基に『死を生きた人びと 訪問診療医と355人の患者』(みすず書房)を執筆し、第67回日本エッセイスト・クラブ賞を受賞(撮影/写真映像部・佐藤創紀)
『死を生きる 訪問診療医がみた709人の生老病死』/訪問診療医として700人以上の看取りに関わってきた著者が、名もなき一人一人の物語から、在宅死をめぐる現実やコロナ禍での変化、介護業界の現状、さらに「生への医療」から「死への医療」への転換を描き出す。高齢化社会へ突き進む誰もに向けた導きの書