島尾伸三(しまお・しんぞう)(左)/1948年、兵庫県生まれ。父の作家・島尾敏雄と母・ミホのもと、奄美大島で育つ。74年、東京造形大学造形学部写真専攻科卒業。著書に『東京~奄美 損なわれた時を求めて』『中華幻紀 島尾伸三写真集』『小高へ 父 島尾敏雄への旅』『魚は泳ぐ 愛は悪』『月の家族』『まほちゃん』などがある。中国、香港の庶民生活のリポートもライフワークとして続けている。娘は漫画家のしまおまほ。潮田登久子(うしおだ・とくこ)(右)/1940年、東京都生まれ。63年、桑沢デザイン研究所卒業。66年から78年まで桑沢デザイン研究所および東京造形大学の講師を務める。75年ごろから写真家として活動。冷蔵庫を正面から撮った『冷蔵庫 ICE BOX』、『みすず書房旧社屋』、書籍をオブジェとして撮った「BIBLIOTHECA/本の景色」シリーズ、夫との共著で、中国の一般庶民の生活や雑貨などを撮ったシリーズなどがある。