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タレントのりゅうちぇるが、妻と息子の名前のタトゥーを両肩に入れたことをインスタグラムで報告。「この体で、僕は大切な家族の笑顔を守る」という決意だったことを明かし、予想以上の賛否両論の反響に「こんなに偏見のある社会 どうなんだろう。仕方ないよね。ではなく、僕は変えていきたい」とつづった。お笑い芸人のカンニング竹山さんも「もうそろそろ変えなきゃいけない」と考える。
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そろそろタトゥーに関する日本人の考え方を変えなきゃいけないと思うんですよね。昔は日本人にとってタトゥーは渡世人のものであり、世の中と縁を切るという覚悟から入れ墨を背負ってきた。でも外国の人のタトゥーはファッションであり、りゅうちぇるのような覚悟であり、決して「悪」じゃないわけです。もちろんギャングもやってますけど、サッカー選手だってやってる人はやってるわけです。日本はこれだけグローバル化とか外国人観光客を増やしたいとか言っている割には、辻褄が通っていないと思うんですよ。別に推奨したいわけじゃないけど、その意識をもう少し変えるべきだと思いますよね。
例えばタトゥーが入っているから、サウナとかプールに入れませんって一律で禁止するのはおかしい。タトゥーと入れ墨の違いはデザインを見ればわかるでしょ! もちろん、反社会的な集団のものはダメよ。そこがずっとクロスしているからややこしくなる。見た目の判断をきちんと線引きしなきゃいけないなら、例えばプールに入りたいなら、そこの監視員5人で見て決めますとか、そうやって決めていかなきゃしょうがないのかもしれないですよね。
若い頃にタトゥーを入れて年をとってから困るっていう話もよく聞きますよね。OL時代に入れたけど、お母さんになって消すのに苦労しているとか、就職できなかったとか。そういうこともすべて取っ払っていかなきゃいけないんじゃないかという気もします。
でも自分は絶対入れないですよ。身内が入れても嫌だと思うんですよ。嫌なんだけど、りゅうちぇるみたいなやつを理解していかなきゃいけないっていうことだと思うんですよね。