勝地涼 (c)朝日新聞社
この記事の写真をすべて見る

■短髪&日焼け…男にしか見えなかったあの女性タレント

 俳優の勝地涼(31)が8月9日、都内で行われた映画「銀魂2 掟は破るためにこそある」(公開中)の完成披露試写会に登場。主演の小栗旬(35)、菅田将暉(25)らと共に舞台挨拶を行った。勝地は7月末に、元AKB48で女優の前田敦子(27)と結婚したばかり。以来、初の公の場となり、共演者に促される形で左手の結婚指輪を見せると「幸せです」と笑顔でアピール。「もう片方は誰がしてるの?」と福田雄一監督(50)に振られると、照れながら「あっちゃ~ん」と返し、客席からは祝福の声と拍手がわき起こった。

 元人気アイドルとの電撃婚で世間から注目を浴びる勝地は、シリアスからコメディーまで数々の作品で印象的な役を演じてきた実力派俳優だ。朝の連続テレビ小説「あまちゃん」(NHK)で扮した「前髪クネ男」は、視聴者に強烈なインパクトを残した。現在放映中のドラマ「ヒモメン」(テレビ朝日系)でも、執念深いひねくれたイケメン医師の池目亮介役をコミカルに演じ、話題を集めている。

 そんな勝地だがデビューのきっかけも演技さながらユニークだ。母親が経営する生花店は業界でもオシャレと評判で、ドラマなどの撮影によく利用されているという。勝地が中学生だった頃、生花店に堂本光一(39)と瀬戸朝香(41)が撮影に訪れており、収録の様子を見ていていたところ、瀬戸の当時の担当マネジャーの目に留まり、スカウトされたという。その後、2000年に見事、デビューを果たしたというわけだ。

 意外なスカウトを経験しているタレントは他にも。「女優の広瀬アリスさん(23)のスカウトのされ方もユニークです」と話すのはテレビ情報誌の編集者だ。

「広瀬は地元のお祭りでスカウトをされたのですが、声をかけた芸能事務所の関係者は、なんと男の子だと思ってスカウトしたそうなんです。当時、彼女はバスケットボールをやっていて、髪の毛はベリーショート。日焼けをして肌が黒かったうえ、ジャージーを着用していたか。一緒に歩いていた親友も、女の子なのに甚平を着ていたのも原因だったとか。名前を告げてスカウト担当者に『女の子なの!?』と驚かれたと、情報番組で語っていました」

 広瀬と逆のパターンが俳優の山田孝之(34)のケース。中学3年生のとき、お姉さんの荷物持ちとして、原宿に買い物に来ていた山田。今のワイルドな風貌からは想像できないが、女の子と間違われてスカウトされたそうだ。バラエティー番組に登場した姉のSAYUKI(38)は、「(当時の山田は)ショートのボーイッシュな女の子に見えたみたい」と証言している。彼女いわく「姉から見ても当時はそれはそれはかわいいかった」という。その日、オレンジの目立つジャージーを着ており、スカウトマンは3度も山田を見失ったのだが、その目立つジャージーのおかげで、無事スカウトされたというエピソードも山田本人がテレビ番組で話している。

次のページ マネジャーはローカルCMや地方イベントをチェック