

日大アメリカンフットボール部の悪質タックル問題で、同大学の教職員組合が記者会見を開き、田中英寿理事長の辞任などを求める要求書に大学や付属高校の教員から752人分の署名が集まり、大学へ提出したと報告した。お笑い芸人のカンニング竹山さんは「力士の暴力問題から理事長選挙に発展したケースとまったく同じ」と指摘する。
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ついに日大の悪質タックル問題がエピソード2に入りましたね。暴力事件がいつのまにか理事長の問題に発展するって、数ヶ月前の相撲協会とまったく同じ展開なんですよ!
ワイドショーでもかなり時間を割いてきたけど、実際は日大の上層部の理事の問題なんて、学生の親と卒業生を除けばほとんどの人にとっては自分の生活にまったく関係ない話なんですよ。巨額の補助金が投入されているとかオリンピックが近づいていてるという面はあるけど、食品とか車とか洗剤とか我々の生活に影響してくる物を作っている会社でもない。「組織がおかしい!」と正義を振りかざしても、正直なところ関係なくないか? クーデターを起こすなら、内部でやればいい。ほかにも報道すべきニュースが出てきているんだから、会見を中継したりする必要はないんじゃないかと思う人もいると思います。
でも、ワイドショーが日大問題を好きなのは理由があるんですよ。相撲協会のときに「暴力問題」→「内部紛争」→「理事会の駆け引き」というエピソードシリーズを作ってヒットしたもんだから、日大問題でも同じセオリーでヒットを狙っているんだと思います。
それにキャラクターも揃って、うまい感じの構図になっていますからね。悪役に騙された善人がいて、表に出てくる悪役と、その後ろに親玉がいる。しかも騙されたのは20歳の若い兄ちゃんで、内部告発するような状態になってしまったという日曜9時のドラマにしても面白いぐらいの話ですよね。ドラマだったら犠牲になった若い選手が主役で、最終回には理事長がその子の前で土下座ですよ(笑)。ワイドショーがドラマ仕立てに編集しているだけで、みんなそういう物語が大好きですよね。