一方で北口の再開発で住民は増えているから、そういうことも含めて中野サンプラザ解体と1万人規模のアリーナ建設は必要なのか、必要じゃないか。中野区民以外の人も思い入れがあるシンボルタワーで、ある意味で昭和の"歴史的建造物"だけど、それを守るのか、再開発か。区長は区民のことを考える政治をしなきゃいけないけど、区民だけのために1万人規模のアリーナが必要なのか、はたまた東京全体のためと考えるのか。いろんな考えがあると思う。
調べてみると、区長選の投票率って30%ぐらいなんですね。前回は3万票でいまの区長が当選していて、次点が2万4千票、その次が2万票。結構大きな票数の差があるなと思うし、その候補者を応援している政党の票が固まっているんだと思う。でもサンプラザ問題で注目されて、若い人たちの票が動いたらどうなるかわからないよね。
学生とか昔の僕らみたいに田舎から出てきたような若者が多いから、中野ブロードウェイも「オタクの聖地」みたいに新しい顔が生まれてくるんじゃないですか。昔、中野ブロードウェイにあるマンションは売れっ子のときのジュリーが住んでいたという噂を聞いたことがあるけど、それぐらい当時は1番ハイカラな場所で、いまでいう六本木ヒルズみたいな場所だったらしい。
一地方自治体の選挙ですけど、予算や米軍基地問題じゃなく、中野サンプラザが話題になるというのが中野らしくて面白い。中野区民なら絶対に選挙に行かなきゃ! さて、区民の選択はどうなるか。