正直、本人も憔悴しきっている中で、メンバーそれぞれいろいろな思いを抱えて5人が集まったんですけれども、それでどうすべきか、TOKIOの今後の活動、山口の処遇も含め、どうすべきか、これまで5人が自分たちで考えてやってきた部分もあったので、5人の話し合いの中で、どうしようかという部分もあったのですけども、正直、なかなか山口の憔悴しきっているその姿を見たとき、23年一緒にやってきた仲として、「そうか辞めてくれ」と言えない私たちがいました。



 ただ、TOKIOとしてやっていかなければならないこと、責任は確かにあります。今後私たちが芸能活動、音楽活動も含め、山口の処遇も含めどうすべきか。答えが、その時、出せなかったのも事実です。ただ今、僕たちにできることは、今日この会見でできることは、まず被害に遭われた方、ご家族の皆さまに、TOKIOとしてメンバーとして、山口の責任はTOKIOの責任、みんなの責任だと思っています。全員で謝罪会見を開かせていただくのが、まずはそこが一番優先じゃないかいう結論に至りました。

 1人は5人のため、5人は一人一人のため、そんな思いで23年、メンバー5人で突っ走ってきました。いい時も悪い時もありました。メンバーによってはデビュー前から30年、一緒にいた仲もいます。

 たぶん、今これ(会見は)、山口も見ていると思います。どういう結果になろうと、TOKIOのリーダーとして矢面に立って、このメンバー3人も、TOKIOとして、今日は全員で、何を伝えられるのか。しっかりと皆様の質疑応答に答えて、きちっと報告できることはして、謝罪のことは謝罪をして、そしてこの先どうするのか、まだ答えは出ていませんが、ただ目の前にできることをしっかりとやって、頑張っていくしかないなというのが結論でございます。

 この結論が、皆さんにとって「TOKIOは甘い」「リーダーは甘い」「メンバー全員甘い」、いろんな声があると思っております。それを含めメンバー全員で受け止めていきたいと思っています。本当にこの度は申し訳ございませんでした。

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