政治ジャーナリストの角谷浩一氏はこういう。
「安倍首相と麻生財務相の帰国後、23日の週が政権の存亡がかかった攻防戦になる。麻生さんが辞めれば、政権がグラつく。柳瀬(唯夫)経済産業審議官の証人喚問次第では重大な局面になる。世論調査のデータを待っているような場合ではなくて、安倍首相が党内政局をひっくり返す力があるのか。安倍首相にとっては日米首脳会談が花道、麻生財務相にとってはG20が花道になるのではないか」
一方、野党は麻生財務相の辞任の他、森友・加計学園問題に関連する柳瀬唯夫・元首相秘書官らの証人喚問、財務省の改ざん問題に関する調査結果の4月中の公表、イラクに派遣した自衛隊の日報問題の真相究明の4項目を要求している。
23日からの国会での攻防が注目される。(AERA dot.編集部 森下香枝、福井しほ)