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日本の“お家芸”が揺れている。レスリングでは五輪4連覇し、国民栄誉賞を受賞した伊調馨選手へのパワハラが認定され、強化本部長の栄和人氏が辞任。一方、大相撲は土俵上で倒れた京都府舞鶴市の多々見(たたみ)良三市長に心臓マッサージをしていた女性に対し、行司が「土俵から降りてください」とアナウンスし批判を浴びた。いずれも日本で伝統のあるスポーツ。お笑い芸人のカンニング竹山さんは「変わるチャンスなんじゃない?」と指摘する。
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レスリング協会は栄さんが辞任することになったけど、気になるのは栄さんだけトカゲの尻尾切り的なことになってるのではなかろうか?ってことですよね。結局、レスリング協会の幹部って昔からずっといる人が多いじゃないですか。それで公益法人としてやってきて、個人的には、お金が絡んでいるとか裏になにか別の問題もあるんじゃないかって疑ってしまいたくなるんですよね。
特に女子レスリングはここ20年ぐらいでオリンピックで活躍するスターが出てきて、人気になっているけど、ずっと同じ執行部でやってきたからちょっとおかしくなってきてないか? それで今回のパワハラ告発のように反旗を翻す若手のコーチとかも出てきた。警視庁で練習させてくれないって告発状には書いてあるのに、協会が調査を依頼した第三者の弁護士は、そこはパワハラじゃなかったと言っているのもすごく気になる。警視庁とレスリング協会は当然つながりがあるだろうと思うから。
何も根拠のない個人的な主観だけど、報道とかで外野から見ている人たちは普通にそう思うでしょ。これから内閣府の調査もあるし、何も無ければそれが1番だけど、何年も同じ執行部がいる組織ってダメだと思うんですよ。幹部は変わらなきゃ。
今回の騒動は、協会にとって、レスリングという競技の未来を考えても、ある意味チャンスだと思いますよね。この機会に執行部も全取っ替えして、若い世代に譲ってやるのがいいと思いますけどね。