オモチャがLDに散乱するのは必至といえる間取りとは?(※写真はイメージ)
オモチャがLDに散乱するのは必至といえる間取りとは?(※写真はイメージ)
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 引っ越しを終えて、新しい街、新しい部屋で新生活がスタートした人も少なくないだろう。子育て世代が陥りやすい「おもちゃ散乱リビング」に陥らない方法を家事シェア専門家の三木智有さんが解説する。

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 子育てファミリーはLDで過ごしたり、子どもを遊ばせたりすることが多い世帯です。そのため同じ平米数の間取りでも、LDにしっかりと広さを確保している間取りがお勧め。LDの隣に洋室や和室があって、開ければ一部屋のように開放的に使える間取りもGOODです。

 また、子育て世帯にとってダイニングセットとソファの配置以上に重要になるのがキッズスペースをどこに置くか。LDから離れたところにキッズルームを設けてオモチャを置いても、結局子どもが遊ぶのは親がいつもいるLDだったりします。子どもは親の目線の先で遊びたいもの。そうすると、オモチャがLDに散乱するのは必至といえるでしょう。

 お子さんが小さいうちはたとえソファを諦めてでも、キッズスペースの確保が暮らしやすいお部屋づくりに繋がります。ソファの代わりに、ビーズクッションなどを置けばくつろぎも確保されますよ!

■ポイント1 LDの広さにはこだわろう!
 □キッズスペースを確保できる広さはある?
 □LDの隣に開けたら一つづきになるような洋室や和室はある?

 その他の部屋で一番大切なのは寝室です。特にベッドを置く場合は、家族分のベッドが入るかどうかをちゃんと確認しましょう。

【例】
・夫婦+未就学児1人→ダブルベッド+スモールベッド
・夫婦+未就学児2人→ダブルベッド+シングルベッド(セミダブル)
・夫婦+就学児童1人→ダブルベッド+シングルベッド
・夫婦+就学児童2人→ダブルベッド 別の部屋に二段ベッドなど

 部屋の畳数だけでなく、ベッドの頭を配置できるだけの壁面があるかどうかをちゃんと確認しておかないと、引っ越しをしてから大変な思いをすることになります。

■ポイント2 寝室で失敗しないために!
 □ベッドを並べられる壁面スペースはある?
 □想定するベッドを置いても収納はちゃんと開けられる?
 □ベッドを入れてもドアは開く?

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「部屋数は多い方がいい」は誤解!