今月16日、人気グループ「V6」の森田剛と女優・宮沢りえが結婚したことを発表した。
かねて交際が伝えられていた2人については昨年来、早期の入籍が期待されていたが、晴れて結婚することとなった。
昨今ではインターネットを中心に2人の門出を祝福する声とともに、「V6」のメンバーたちの“豪華妻”の顔触れなどもトレンドとなっているが、業界内でも近年の人気ジャニーズタレントの結婚は大きな話題となっている。
「ジャニーズ事務所」といえば、かつては所属タレントの結婚に関する“後ろ向きな姿勢”がイメージとして業界内外に定着していた。
もちろん、実際に同事務所が所属タレントの結婚に反対していたかどうかは、当事者ないしごく一部の関係者でもない限り知る由もないが、少なからず「結婚は1グループ1人まで」といった“法則”がたびたびメディアでも取り沙汰され、ジャニーズタレントのファンを皮切りに芸能界、一般社会に至るまでイメージとして広く浸透していたのは間違いのない事実だ。
こうした背景もあり、近年の人気ジャニーズタレントの結婚が、ネット解禁など同事務所の経営方針の変化とともに芸能界でも話題になるのは至極当然の流れである。
そもそも、40代半ばの長野や30代後半の岡田准一、森田が結婚するのは、一般社会では不思議でも何でもない事象なわけだが、それだけ同事務所に対する世間のイメージが強烈だったという証左だろう。
そうした中、同事務所の結婚観の変化に対する持論および業界内の見方を大まかにまとめると、(1)「所属タレントのMC業進出の成果(既婚タレントの活躍の場の広がり)」、(2)「世代交代」、(3)「SMAP解散騒動における世間の目」という3つのポイントが浮上する。
(1)「所属タレントのMC業進出の成果(既婚タレントの活躍の場の広がり)」については、NHKの朝の情報番組「あさイチ」で司会を務める「V6」の井ノ原快彦や「TOKIO」の国分太一、山口達也、最近では「少年隊」の東山紀之などの活躍を見れば明白だろう。