とんねるず・木梨憲武(左)と石橋貴明 (c)朝日新聞社
とんねるず・木梨憲武(左)と石橋貴明 (c)朝日新聞社
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 お笑いコンビ・とんねるずが出演する「とんねるずのみなさんのおかげでした」(フジテレビ系)が今年3月に終了することが昨年末に発表され、その後の活動に注目が集まっている。同番組は近年、視聴率に対して、出演者のギャラを始めとした制作費が高く、数年前から放送打ち切りが噂されてきた。フジテレビが経営不振に陥るなか、ついにメスが入った格好だ。週刊誌の芸能担当記者は言う。

「とんねるずに関しては、『みなおか』終了後に新たに深夜番組での起用がアナウンスされました。一部スポーツ紙は『みなおか』最終回で長年にわたって“共演NG”と言われてきたダウンタウンとの共演もあり得ると報じていました。いずれにせよ、今でもとんねるずへの関心は高い。最近でもかつてスタッフたちと組んでいたユニット『野猿』の復活が発表されたり、何かと話題になっています。3月末の放送終了まで、さまざまな仕掛けを見せてくれそうなので、楽しみですね」

 一方、今後はコンビではなく、石橋貴明(56)と木梨憲武(55)が、それぞれピンでの活動が増えるのではと予想されているようだ。

「2人揃っての番組出演はギャラの問題もあるので厳しいかもしれないですが、単体での露出は増えるのではないでしょうか。ピン出演でこれまでも数多くの番組をヒットさせてきましたしね。多才なうえ、芸能界の内外で遊び倒してきた2人しかできない、趣味に走った番組も見てみたい。今、すでにNHKのBSプレミアムでノリさんと仲良しの藤井フミヤさんと『木梨文化使節団キューバへ行く!』という番組をやっています。過去にも、『イシバシ・レシピ』(TBS系)や『木梨サイクル』(フジテレビ系)など、趣味性の高い番組もありました」(バラエティー番組放送作家)

 また、30年近く続き、数々の名コーナーを生み出してきたが、3月にはDVD-BOX「とんねるずのみなさんのおかげでBOX」も発売される。

「本人たちは『いくつかのコーナーを特番でやれたら』という希望もあがっているそうです。現実的には難しいかもしれませんが、例えば『博士と助手~細かすぎて伝わらないモノマネ選手権~』などのコーナーは、まったく日が当たらない若手芸人たちをフックアップしてきた。そうした中から新たなお笑いスターが誕生してきた経緯もあります。今の若手にとっても、ダウンタウン、ウッチャンナンチャンと並ぶ憧れの先輩です」(同)

 たしかに、とんねるずの番組で有名になっていったお笑い芸人も数多い。番組制作に関わったことがあるスタッフの話。

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