昔よりもタレントの“賞味期限”が短くなったと言われて久しい芸能界。
テレビを見ていても、少し前までドラマやCM、バラエティー番組などで頻繁に目にしていたタレントが、いつの間にやら視界に映らなくなるといったケースは多々ある。
もちろん、テレビに映ることだけがタレントの仕事ではなく、例えばアーティストならライブ、お笑い芸人なら営業、俳優なら舞台など別の仕事で活躍し、テレビ出演以上の報酬を得ているタレントもいる。
とはいえ、ことテレビの世界に関しては総じてタレントの“旬”や“賞味期限”が短くなり、新陳代謝が激しくなっていることは間違いないだろう。
その一方で、ここ数年停滞ムードといえるのが、人気女子アナの顔触れだ。
昨年12月にはオリコンによる毎年恒例の「好きな女性アナウンサーランキング」が発表されたが、日本テレビの水卜麻美アナが5年連続の1位に輝いた。
以下、2位にはNHKの有働由美子アナ(前年4位)、3位にはテレビ朝日の大下容子アナ(同9位)、4位には加藤綾子アナ(同2位)、5位にはテレビ東京の大江麻理子アナ(同5位)、6位が田中みな実アナ(同7位)、7位がNHKの桑子真帆アナ(同10位)、8位がNHKの井上あさひアナ(同圏外)、9位がフジテレビの山崎夕貴(同圏外)、10位が高橋真麻アナ(同圏外)と続く。
大下アナについては、元々好感度が高かったうえ、当時テレ朝系「SmaSTATION!!」で共演していた、「SMAP」の解散&独立騒動の渦中にあった香取慎吾への“神対応”が話題を呼んだこともランクアップの要因の一つだろう。
9位の山崎アナは、以前から売れっ子女子アナらしからぬ庶民派キャラで人気を集めていたが、失礼ながら“格下”とも思われるお笑い芸人・おばたのお兄さんとの交際が発覚したことで、ますます好感度がアップした印象だ。
昨今の芸能界では「ママタレント」や「主婦タレント」、「読者モデル」に代表されるように、スター性やカリスマ性よりも“親近感”のあるタレントが支持される傾向が強い。