一方で、一昔前まで定番だったはずの「高級レストランを予約」(37人、2.8%)や「高級ホテルを予約」(23人、1.8%)は最下位に転落しているのだ。

クリスマスは交際相手と外食して、高いホテルに泊まる、というようなバブルのころから続くイメージは大きく変わってきています。今回の調査では、女性が彼氏に求めるクリスマスプレゼントの価格は『5千円で十分』と考えていることもわかりました。お金をかけなくなったのは、やはり若い人たちの懐事情が悪化していることが一つの大きな要因でしょう。高いホテルやレストランは費用対効果が低いと考えているようです」(前出の新上さん)

 バブル期は高収入、高身長、高学歴の「3高」がモテる男性の条件とされてきたが、いまでは低姿勢(威張らない)、低依存(家のことを妻任せにしない)、低リスク(安定した仕事)、低燃費(趣味などに浪費しない)の「4低」が人気だという。そんな若い女性たちの志向が、クリスマスに対する意識調査にもはっきりと表れていた。

(AERA dot.編集部・金城珠代)