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レギュラー番組の欠席や途中退席、一時休養、入院、手術など、芸能人の体調不良は何かとニュースになりがちだ。一方で、健康番組に出演するお笑い芸人の胸の内は複雑なようで……。カンニング竹山さんがその裏側を明かす。
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お笑い芸人ってメタボが多いし、不健康そうな人が多いですよね。僕も偉そうに言えないんですが。
芸能界は自分の体一つで勝負しなきゃいけないので、体が資本。芸人でも気を使っている人は気を使っているし、健康オタク的に体を鍛えている方もいらっしゃいます。会社勤めだと健康診断があるけど、僕らはそういうのが無いので、結局、自分で人間ドックを受けたり、考えて節制するしかないんですよ。
まあ、芸人だと若手って言われる人でもそんなに若くないし、一般の社会人よりは若く見えるだけで、何気にみんな年を取ってるっていう理由もあると思いますが、仕事の時間がバラバラで生活も不規則になりがちだし、日々の食事が弁当中心になっちゃうんですよ。ややもすると1日3食、弁当っていう日も普通にある。素人の方がスタジオに来たときに楽屋の弁当を見て「こんなに豪華なの?」って言いますから、東京のテレビ局のお弁当はすごくおいしいものであることは間違いないんです。ADさんが人数とか予算をみて発注してくれるんですけど、だいたい10社ぐらいで回っていて、バリエーションもあるし、ケータリングもありますよ。野菜や汁物も取れる。
だけど、独り者で自炊しない人も似たような食生活かもしれないけど、やっぱり外食ばっかりだと太りますよね。ほかの業界から現場マネージャーになった新人さんは、しばらくすると大概太りますよね。10キロとか太る子もいます。あと、僕みたいにちょっと太ったタレントに付いたマネージャーはもれなく太ります。食べるモノとか時間帯が一緒だし、体形まで似てくるんですよね。
番組とかで健康診断すると、実際に悪い数字が出ることもあるんですよね。そこが芸人としては難しいところでもあるんですが。