お昼のワイドショーにコメンテーターとして出演するカンニング竹山さん。どの番組も伝えるニュースがある一方で、元SMAPの3人が登場したAbemaTV「72時間ホンネテレビ」の話題など、どの番組も触れないニュースもあり「情報番組としてどうなの?」と思うこともあるという。現場はどう動いているのか。どうすれば情報番組はもっと面白くなるのか考えた。
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ちょっと前のニュースで面白かったのが、熊本市議の北口(和皇)っていうおばちゃんが市の職員とか同じ市議の人を恫喝したって話。九州の田舎のおばちゃんは怒ったらあんな口調になるんですよ。標準語で「このハゲー!」とか「ちーがーうーだーろー!」って言うのとは、ちょっと感覚が違うんです。
このニュースを見て、完全にマスコミは「第二の豊田真由子」を探しにきたなと思いましたよね。「誰か恫喝系いないの?」って(笑)
マスコミってヒットしたら次を欲しがるでしょ。去年、情報番組で不倫報道が続いたのも、ベッキーが当たって「不倫を探せ!」ってなったから。「ひっこーせ!」って近所に迷惑かけたおばさんとか、態度の悪いゴミ屋敷のおじさんとか、時々似たような人が出てきますよね。全国探し回っているんでしょうね。よく見つけてきたなぁと関心してしまうことがあります。
ワイドショーって、そういう人たちが作っている番組なんだから、視聴者の人たちは信頼しすぎなんですよ。報道番組じゃないんです。コメンテーターのことも信頼しすぎ。「ちょっと頭おかしいんじゃない?」って思われるぐらいの人を連れてきて、話しをさせたらいいんですよ。ちゃんとした人ばかりだから、視聴者は文句も言えない。だからね、前衆議院議員の上西小百合もバンバン出したらいいと思っているんですよ。いまは時間もあるだろうから。
情報番組って、悪役がいなくなっちゃったんですよね。仮面ライダーばっかりじゃダメなんですよ。ショッカーも怪獣もいて面白くなるんだから。プロレスだったらタイガー・ジェット・シンがいなきゃいけない。