「入居者、スタッフ双方にとってメリットがあるように感じます。ペットは家族という考えが当たり前になった団塊の世代がホームに入る時代がきたらますます需要が増えるはず。こうした施設が増え、全国で受け入れ可能になってくれればと思います」

■ペット可ホーム希望者、早めのリサーチを

「さくらの里 山科」は、犬やと暮らしたい高齢者にとって最高の環境といえる。ここまで態勢が整った施設はなかなかないが、ペット可のサービス付き高齢者住宅や有料老人ホームも登場し始めている。入居時の条件(動物の種類や大きさ、避妊去勢・ワクチン接種の有無など)や退去時の条件(入居者死亡時はどうなるか)、生活上での制約や条件(犬猫の行動範囲、獣医の受診、トリミング、散歩など)、飼育費用など施設によって異なるので、元気なうちから時間をかけて探しておくといいだろう。

(文/石村紀子)

※週刊朝日ムック「高齢者ホーム 2018 プロに教わるやすらぎの選びかた」から

暮らしとモノ班 for promotion
大谷翔平選手の好感度の高さに企業もメロメロ!どんな企業と契約している?