(1)新刊を次から次へと買いまくる


「よさそう!」と感じた教材は即購入。部屋の片隅には、途中で挫折した教材の山が

(2)英会話教室に通って満足している
講師が話すのは、生徒がわかりやすい「おもてなし英語」。聞き取れるのは当たり前

(3)英語を英語のまま理解することに固執
正論だが、400~500点台の人には無理。「なんとなくわかる」は大抵間違い

(4)棒読みの音読で勉強したつもり
内容や話者の感情がわかってこそ音読は意味がある。棒読みは「口のエクササイズ」

(5)単語学習は語注で完結。辞書を使わない
語注は「この文章ではこの意味」という限定された情報。その意味だけとは限らない

(6)単語の復習は後からまとめて
覚えた単語は3日で忘れるのが人間。復習しながら覚えなければ、記憶は定着しない

(7)大学受験用の教材を使っている
TOEICの勉強はTOEIC用を使うのが合理的。TOEICには大学入試のイジワルな問題は出ない

(8)答え合わせだけをして解説を読まない
解説を読む理由は、正解の根拠を理解するため。同じ問題を間違えるのは根拠を理解していないから

(9)Part7の和訳を読んでいない
「全部わからなくても問題は解けるから」という油断で語彙・文法知識が穴だらけに

(10)音声をスマホに落としていない
音声を持ち歩けば、どこでも勉強できる

(文・木下昌子)